長方形-1024x576.png)
大好きな企画マイベスト!後編!!
大好きな音楽番組
「EIGHT-JAM (旧 関ジャム 完全燃SHOW)」(日曜日 よる11:00~、たまに11:15~)のまとめ記事です。
「EIGHT-JAM」は、プロミュージシャンの方々が、
音楽理論、音楽の奥深さなどを楽しめて学べるので、とても大好きな番組です。
こちらでは、メモ程度に残させていただいております。
気軽に、楽しんでいただければ嬉しいです。
もくじ
- 1 2024年 10位から5位まで
- 2 2024年 10位から1位まで
- 3 アーティストゲスト
- 4 いしわたり淳治さん 2024年の主な作詞提供
- 5 いしわたり淳治さん 4位 Nulbarich「Floatin’」
- 6 いしわたり淳治さん 3位 Omoinotake「幾億光年」
- 7 いしわたり淳治さん 2位 緑黄色社会「恥ずかしいか青春は」
- 8 いしわたり淳治さん 1位 jo0ji「眼差し」
- 9 川谷 絵音さん 2024年の主な活動
- 10 川谷 絵音さん 4位 柴田聡子「白い椅子」
- 11 川谷 絵音さん 3位 Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
- 12 川谷 絵音さん 2位 大橋トリオ「エトセトラ」
- 13 川谷 絵音さん 1位 藤井 風「満ちてゆく」
- 14 蔦谷 好位置さん 2024年の主な活動
- 15 蔦谷 好位置さん 4位 Chevon「冥冥」
- 16 蔦谷 好位置さん 3位 Aooo「サラダボウル」
- 17 蔦谷 好位置さん 2位 井上園子「きれいなおじさん」
- 18 蔦谷 好位置さん マイベスト歴代1位
- 19 蔦谷 好位置さん 1位 藤井 風「満ちてゆく」
- 20 10位から1位まで(おさらい)
- 21 終わりに
2024年 10位から5位まで

前半10位~5位の記事はこちらをどうぞ。

✅2023年のマイベストはこちら
プロが選ぶ2023年マイベスト10曲(前編)
プロが選ぶ2023年マイベスト10曲(後編)
2024年 10位から1位まで
✅2024年 10位から1位まで

✅2023年 10位から1位まで

アーティストゲスト
アーティストゲスト
■いしわたり淳治
■川谷絵音(ゲスの極み乙女 / indigo la End 他)
■蔦谷好位置
いしわたり淳治さん 2024年の主な作詞提供
✅Little Glee Monster
✅生田絵梨花
✅薬師丸ひろ子
✅山内惠介
いしわたり淳治さん 4位 Nulbarich「Floatin’」
「昨年、1番聴いた」
海外でもライブを行う独自スタイルバンド
🎵「Floatin’」Nulbarich
・MVは全編アメリカ・ロサンゼルスで撮影。
✅Nulbarich
・シンガーソングライターのJQ(Vo.)がトータルプロデュースする日本人バンド
・1stアルバムリリース後、わずか2年で武道館ライブを即ソールドアウト
・メンバーは固定されず様々な演奏形態に変化しアジア各国でも多くのライブを行う
・2024年を持って活動休止
✅いしわたり淳治さんのコメント
個人的に1番聞いたのはこの曲かもしれません。
この曲だけをリピートして長い時間ドライブしたこともありました。
なんかこう、すっごい懐かしいんですよ、この感じが…
僕が音楽好きだった頃の感じにすごいなんか重なるものがありまして…
僕も朝起きて、まだ誰も起きてない街の中を自転車に乗りながら音楽聴くのが、
すごい好きでした。
それとかをこのPVからも感じて…
なんかこの解説したりするのってもう頭使って音楽聴いてるじゃないですか。
でも、この曲は頭使わないで1番リラックスした時によくかけてた曲でした。
いしわたり淳治さん 3位 Omoinotake「幾億光年」
ドラマ主題歌で大ヒット!!
紅白初出場も果たした3人組バンド
🎵「幾億光年」Omoinotake
・ギターのいない3人組ピアノバンド
・二階堂ふみ主演ドラマ「Eye Love You」主題歌
✅いしわたり淳治さんコメント
AメロBメロサビどこを切り取ってもキャッチーで、
かつ、曲としての骨格がしっかりしていて、
曲が展開するとともに着実に盛り上がっていく。
「こういう曲に出会えたら、作詞家として楽しいだろうな」と、
嫉妬のような羨ましさのような不思議な感情を覚えた1曲で、
間違いなく2024年を代表する名曲の1つだと思います。
(いしわたりさん)
僕、普段音楽聴いてても、それを額面通り受け取るので、
なんかそんなこと思わないんですけど、これは聴いた時に
歌詞書いたら楽しいんだろうなって思ったんです。
(古田新太さん)
ギターいないんだもんね。
(蔦谷さん)
僕、一曲、一緒にレコーディングしたことあるんですけど、
ギターいないけどギター入れるという選択肢あるじゃないですか。
あえて。絶対に入れない。
でも、怜央くんはギターうまいんですよ。
超マルチミュージシャンで何でもできるんだけど、
ギターを入れないで、やっぱり鍵盤で勝負したいと…
いしわたり淳治さん 2位 緑黄色社会「恥ずかしいか青春は」
毎年着実にヒットを重ねる男女4人組バンドが描く
青春ソングの最新形
🎵恥ずかしいか青春は」緑黄色社会
✅いしわたり淳治さんのコメント
一般的に思春期というのは、”素直に一生懸命頑張る派”と、
”斜に構えて頑張らないのがかっこいい派”の2種類に分かれるものです。
でも、その「熱さ」も「冷たさ」も形は違えど、
どちらも紛れもなく”青春”だと思います。
この歌は2024年にアップデートされた最新の青春ソングの形だと思いました。

冷めた側の人達が1番言われたくないだろう
芯を食った言葉を豪速球で投げつける歌がこんなにも
瑞々しく輝きを放って響くことに驚きとすがすがしさのような
新しい感覚を覚えました。

「真っ直ぐな青春」って、「真っ直ぐな青春ソング」になりがちで、
「斜めな青青」は「ひねくれた歌」になりがちなんですけど、
それが今までの、例えばロックとかパンクとかっていうものの役割だったと思うんですね。
でも、その斜めな方って、今ってもしかしたら、僕の体感ですけど、
真っ当に頑張る方が今少数派なんじゃないかと思って。
ひねくれてる子が今はもう多数派になっちゃってて…
だから、この歌の「恥ずかしいか青春は」がもうロックに聴こえる。
だからこそ、なんか革命的に響いたというか、これを言葉にして
書き抜いた彼らはすごいなと思いました。
✅蔦谷好位置さんコメント
何より長屋さんって作曲めちゃくちゃうまくないですか?
(川谷さん)
バラードの曲でも今年いい曲ありましたね。
(蔦谷さん)
なんか「みんなのうた」の曲も作っていて…
それもめちゃくちゃよくて、もうミュージシャンとしてほんとにすごいです。
歌もバカ上手いです。もうそれこそ総合力めちゃくちゃ高い。
歌もうまいし、作詞作曲も素晴らしいし…
🎵「僕らはいきものだから」緑黄色社会
・NHK「みんなのうた」の曲として選出され紅白歌合戦でも楽曲を披露。
いしわたり淳治さん 1位 jo0ji「眼差し」
「かっこいいに尽きる音楽!!」
鳥取県在住
あのシンガーソングライター
🎵「眼差し」jo0ji

✅いしわたり淳治さんのコメント
彼の音楽を一言で言うならば、「格好いい」に尽きます。
男っぽい言葉遣いと、色気のあるボーカル、洒落たアレンジ。
全ての要素が綺麗にかみ合って、彼の独特な雰囲気を生んでいます。
アレンジは現代的で、メロディーと歌詞は古き良き日本の歌謡曲の影響を
多分に受けているということ。
日本の音楽界の中でも異端かというか、音楽を作るときの出発点が
人と違うような感じがして、曲を聴くたびに才能のきらめきを感じていました。

彼は鳥取の漁港で働きながら音楽をやってるっていう特殊な経歴なんですけど…
僕、学生の頃引っ越しのバイトしてたんですけど、
荷物積んだ後、運転手のおっちゃんがずっと気持ちよさそうに
鼻歌歌ってんですよ。
仕事の最中にずっと大きい声で鼻歌を歌うっていう感じ。
ちっちゃい頃は嫌だったけど、なんかそれって
音楽が1番生活の中で機能してる状態で、美しい状態。
もうなんなら、そのアカペラが完成系なんじゃないかっていうぐらいだなと、
僕は今だと思うんです。
で、彼のおそらく漁港ってそんな感じなんじゃないかと思うんですよ。
みんな何かを口ずさみながら、気持ちよくなんか作業してるみたいな…
実際、彼のインタビューを読んでも、早めに仕事は終わって、
5時ぐらいからみんなで飲むと…
その時に、中島みゆきさんとか、柳ジョージさんとか、RCサクセションとか、
そういうのがかかってて、それをずっと聴いてたっていうことを話しているのを読んで、
今は耳にイヤホン突っ込んで無言で聴くっていうのが主流になってきた中で、
音楽体験としてすごく豊かで、すごく貴重なことをできてた人なんじゃないかなと思いました。
✅蔦谷好位置さんコメント
めちゃくちゃいいっすよね。いい曲しか出していない
(いしわたりさん)
アルバムとかじゃなくて1曲単位でポンポンって出てくるんですよ。
(蔦谷さん)
それが全部いい曲ですよね
川谷 絵音さん 2024年の主な活動
✅バンド
・indigo la End
・ジェニーハイ
・ゲスの極み乙女
・礼賛
✅楽曲提供・プロデュース
・原田知世
・柏木ひなた
・adieu(上白石萌歌)
・Littele Black Dress
川谷 絵音さん 4位 柴田聡子「白い椅子」
「まさに鬼才!!」
現代詩の新人賞を受賞したシンガーソングライター
🎵「白い椅子」柴田聡子
✅柴田聡子

・2010年大学時代の恩師の一言をキッカケに活動開始。
・2016年詩集「さばーく」でだ第5回エルスール財団 新人賞〈現代詩部門〉を受賞
・エッセイ、絵本の物語などの寄稿も多数。詩人・文筆家としても注目を集めている。
✅川谷絵音さんのコメント
・ネオソウルやファンク的な要素を落とし込んだクールなトラックで歌われるユニークなメロディー。
・中でも独特な譜割りがこの曲のリズムを作っている。
このフワフワしているようで地に足がついた歌が癖になる。
どうやったらこんなメロと歌詞の組み合わせを思いつくのだろう…
まさに鬼才。
✅上白石萌歌さんコメント
私、柴田聡子さんが大好きなんです。
月1でやってる弾き語りの定期演奏会に行ったりとかしてます
✅岡田拓郎

・様々なミュージシャンのライブ、レコーディングに参加。
・映画音楽の制作も手掛ける。
(川谷さん)
編曲の岡田拓郎さんがすごい重要人物で…
この岡田拓郎さんと柴田さんの邂逅が特に見られた曲だったというか…
蔦谷さん、このストーリー知ってましたもんね。
(蔦谷さん)
柴田さんが素晴らしいアルバムを作ったんですよ。
アルバム単位だったら、間違いなく2024年ナンバー1。
(川谷さん)
SNS周りも、このアルバムのことで、一色になって…
(蔦谷さん)
音楽好きは全員…

🎵「Movie Light」柴田聡子
川谷 絵音さん 3位 Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
昨年 最も効かれた
日本を代表するHIPHOPユニット
🎵「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
・TVアニメ「マッシュル-MASHLE-」OPテーマ曲。
・米ビルボードのGlobal200トップ10入り。
✅川谷絵音さんのコメント
邦楽において、このリズムの大ヒット曲は初めてだったのではないかと思います。
とにかくサビの歌のリズムが気持ちよく、誰でも覚えられて、誰でも口ずさめる。
「世界で戦える日本の音楽はまさにこれだな」と…恐れ入ります。

誰でも歌えるじゃないですか。
子供でも歌えるし。なのになんか子供の歌って感じもしないじゃないですか。
すっごい幅広いというか、音楽好きから全然音楽聴かない人たちまで、
全てを虜にできるメロディ。
「これ、やられた!」と思って、
1月7日配信され翌日の8日から色んな人に言って回ったんですよ。
なので、もう流行りの0.1割ぐらい。俺かもしんないぐらいに…(笑)
✅ジャージークラブ

・1小節に5つのキックが入るジャンルの一つ。
・New Jeansの「Ditto」などにも使われている。

🎵「Ditto」New Jeans
川谷 絵音さん 2位 大橋トリオ「エトセトラ」
イントロから歌メロから
何から何まで完璧なポップソング
🎵「エトセトラ」大橋トリオ
✅大橋トリオ
小泉今日子、上白石萌音などへの楽曲提供を行う一方で
ドラマやCM・映画音楽の作家としても活動。
✅川谷絵音さんコメント
イントロから歌メロから何から何まで完璧なポップソング。
この間奏が天才すぎて何回も唸りました。
「くーっ!!」って声が本当に出ました。
ラスサビのお膳立て、完璧。

~中略~

ラスサビと共に曲がいきなり終わる。
曲名である「エトセトラ」という歌詞と同時に曲が終わる展開も完璧すぎる。
まさにポップマエストロ。

(川谷さん)
ドラムだけで8小節あるんですよ。
ライブではありますよ、なんかドラマがちょっとソロっぽいというか。
ドラムス○○!!みたいな…
ただ、音源で8小節。ただビートで…
「なんだこれ?」と思って、
そしたら消えるんですよ。
消えていなくなって、そしたらピアノが入ってきて、
で、だんだんソロが重なってきて、もっと長いソロが来て、
で、最後、歌来たと思ったらすぐ「バン!」と終わるんですよ。
それがもう1回聴きたくなって、
で、もう1回聴くと、もうわかってるじゃないですか。
ドラム8小節。だからワクワクしてくるんですよ。
ソロが来て、ラスサビが来る。
そしたら、またラスサビすぐ終わるから、もう1回聞きたくなる。
結構すごい間奏とかこれアレンジです
✅蔦谷好位置さんコメント
12月に大橋くんのライブ見に行ったんですよ。
昨年見たライブで1番音が良かったんです。
演奏がね、もうみんな…
大橋くんもそうなんだけど、全員がもう超絶なんですよ。
今の曲聴いてもわかる通り、全部生演奏なんで。
シンセとかピアノにちょっとエフェクトかけたりしてるけど、
基本的に生で取っていて。
ドラムのいわゆるブレイクスルーっていう8小節。
もうあれも、生ドラムがこんだけいい音で、
きっとね、こんだけいいグループだってやっぱ聴かせたいんですよね。
よく70年代ソウルとかによくああいうのあるんですよ。
8小節だけドラムだけとか、そういうのを意図的にやってると思うんですけど、
ライブで完全に再現するんです。
もう素晴らしかったです。
川谷 絵音さん 1位 藤井 風「満ちてゆく」
令和の天才が描く
人生初のラブソング
🎵「満ちてゆく」藤井 風
・佐藤健、長澤まさみ出演映画「四月になれば彼女は」主題歌。
・藤井が人生で初めて作ったラブソングだという。
✅川谷絵音さんのコメント
僕は何回彼に救われればいいのだろう。
どんな物事にも終わりが来る。
いつか終わりが来るんだから、
一喜一憂せずにあるがままを受け入れて軽くなって、
結果あなたの心は満ちていくよと。
色んなものを持ちすぎている自分に
手放す勇気をくれた大事な歌詞。
コードも優しく、イントロの8コード目でルートが半音上がった
メジャー7になるところが優しくて優しくて、そこだけで泣けます。


すごいや、優しいんですよ、
その8コードなんすけど、後半に行ってなんかこれがすっごい優しいなっていうか、
僕だったら🎵とやってますよ。
僕だったらなんかちょっとなんか技効かせようとしてる感がある。
聴いた時に、絶対これ来るかなって思ってたんですよ。
そしたらこっちだったから。 すごいシンプルな方でいってて、
これは刺さったというか、僕なんかいつもなんか考えすぎてるというか。
でもこの曲自体は手を離すんだっていうことだし、
なんか「そんなに考えなくていいんだよ」というのもコードに表われてるのかなと
いう感じもありました。
あとこれなんかチューニング普通440とかなんですよ。
440とか、生ピだったら441とかあるんですけど、
これ432っていう、めっちゃ低いです。
だから、ちょっと今僕だけ弾いてるんであれですけど、
普通の人からしたら、すごい、ちょっと気持ち悪い
~🎵~
だいぶ低いですよ、
こういうのも、もっと力を抜いていい感じがするというか…

なんかすごく、全体的に全部がいい。
イントロからアウトロまで。
もう何も言うことがない。
何回聴いてもやっぱ泣けてくるというか…
蔦谷 好位置さん 2024年の主な活動
✅手がけたアーティスト
・稲葉浩志(B’z)
・JUJU
・いきものがかり
・SUPER EIGHT
・milet
・大泉洋
✅ソロプロジェクト(KERENMI)
・おぼろ feat.佐藤千亜妃
・世界 feat.Moto from Chilli Beans & Who-ya Extended
蔦谷 好位置さん 4位 Chevon「冥冥」
2021年結成
今、最もチケットが取れないバンドのい1つ
🎵「冥冥」Chevon
✅Chevon
2021年に結成。
札幌発のスリーピースバンド。
ライブは毎回、即ソールドアウト。
✅蔦谷好位置さんコメント
2000年代からの邦楽ロックの文脈をぶち込んだようなサウンド。
さらに特筆すべきはボーカル谷絹茉優(やぎぬ まゆう)の存在感。
技術面だけでなく、類い稀なスケールを感じさせる凄みがあります。
数万人の前で、Chevonがライブをやるのも
そう遠い未来ではないでしょう。
✅丸山さんコメント
存在感が異色な感じがしたっていうのがあったし、
歌声も独特だし、ライブとかなんかやばそうやなっていうのが…
(蔦谷さん)
さっきの映像のライブを見に行きました。
で、そこの「冥冥」っていう曲。もちろんやるんです。
4曲目ぐらいやってたんですよ。
で、この曲が客出しのBGMみたいな感じで流れたんですよ。
そうすると誰も帰らないで、全員でお客さんこの曲熱唱してるんですよ。
だからもう「これはもう何か始まってるな」って…
その時ZEPPだったんですけど、もう収まらないな。
もう数万人見えるなっていう感じのそういうスケール感を感じましたね。
✅川谷絵音さんコメント
今すっごい動員増えてんるんですよ、Chevonって。
僕もうすぐツーマンやるんですけど、
それをもうめっちゃ、ちっちゃいとこでなんかやる企画ではあるんですけど、
噂で聞いたんですけど、動員数がすごすぎてチケットが当たらないみたい。
結構なんかこの手のバンドで、まだ音源が別にヒットしてるわけじゃない中で、
動員がもなんかものすごい上からしてるバンドって本当にいないんですよ。
久しぶりにこんなバンドが出てきました。

蔦谷 好位置さん 3位 Aooo「サラダボウル」
2023年結成
トップミュージシャンが集結した
オールスターバンド
🎵「サラダボウル」Aooo
✅Aooo

・2023年結成の男女4人組ロックバンド。
・石野理子(Vo.):元・赤い公園のボーカルでソロとしても活動
・すりぃ(Gt):1000万回再生超えのボカロ曲を複数持ち、本人歌唱のフェス出演では入場規制を連発。
・やまもとひかる(Ba):YOASOBIやももいろクローバーZなどのサポートを務める。
・ツミキ(Dr.):トウキョウ・シャンディ・ランデヴ/MAISONdes、ビビデバ/星街すいせいなど数多くのヒット曲を手掛ける。
✅蔦谷好位置さんコメント
20年代シーンのオールスターメンバーといえるスーパーバンド。
すりぃ(Gt)、ツミキ(Dr.)という
稀代のソングライター2人を擁するのは非常に強いです。
彼らが多感な時期に影響を受けた10年代の音楽を「サラダボウル」に
詰め込んだようなサウンドが、非常に”今”を感じさせます。
この曲聴いた瞬間に「あ、もう赤い公園だな」と。
イントロからずっとそのアレンジも含めてドラムにツミキくん。
途中でカウベルを入れる感じとか、もう完全に赤い公園をオマージュしてるな。
で、彼らはそのボカロPだったりのね、どちらかとネット文脈のミュージシャンだと思ってたけど。
赤い公園の存在って、今のこの20年代の音楽にすごく影響を与えてたんだなっていうのを
再認識するっていう感じですね。
で、その日本にしか生まれないっていうのは、
もちろんいろんな文脈があると思うんですけど。
キーが違うかもしれない…
これ、ディミニッシュコード挟んだりするのって、
めちゃくちゃ日本のロックっぽいんですよ。
洋楽でこのアプローチあまりやらないですね。
海外だと、あまり受けないんですよ。
でもやっぱりこういうサウンドを使うのって2000年代中盤ぐらいから
増えてきたかなっていう印象で、10年代はこういう音楽多かったと思いますね。
その先にあるのがボカロだったり、今のバンドシーンだったりと思うんだけど、
今そこの先端の方にいるのが彼らなんじゃないかなっていう、そういう感じがする。
ミックスも含め、ミックスも海外では絶対ない。
あの中域の詰まったjポップのサウンドも含めて、すごく日本っぽくて、
むしろそれがいいな、誇れるサウンドだなと僕は思いました。
✅赤い公園

・2010結成、4人組ガールズバンド。
・高い演奏力とキャッチーなメロディの融合が特徴。
・2021年解散。
✅ディミニッシュコード
そのコードのルートから1音半の間隔で音を積み重ねたコード。
緊張と緩和をもたらす効果が。

蔦谷 好位置さん 2位 井上園子「きれいなおじさん」
ギターを持って2年
女性シンガーソングライター
🎵「きれいなおじさん」井上園子
・1stアルバム「ほころび」に収録された7分12秒の曲
✅井上園子
・2022年 ギターを初め音楽活動開始。
・2024年 デビューアルバムをリリース。
・茅ヶ崎、藤沢など神奈川県沿岸部を中心にライブ活動を行っている。
✅蔦谷好位置さんコメント
7分を超える大作ですが、何度もリピートして聴きました。
好きなものを好きなように表現するという創作の根本を考えさせられた
2024年最も衝撃を受けた曲です。
ギターを始めてまだ3年経ってないらしいですが、
完全に自分の音、時間と空間を作れるアーティストだと思います。
井上さんはマジで衝撃を受けました。
綺麗な服着たおっさんにお前の曲つまんないって言われたけど、
いや、そんだけ言うならお前が、てめえがやれよっていうのを
基本的にはそれを言ってるだけの曲なんです。
7分間は途中でテンポ上がって、来た!ってなるんです。

「綺麗な服着たおやじどもが今日も私に呟いたお前の歌はつまらんよ
わざわざ私に呟いた」
それ聴いた時にエレファントカシマシの「珍奇男」という曲があるんですが、
あれにすごい似てるなと思ったんです。
あれもものすごい転調とかするんですよ、
「珍奇男」は宮本さんも多分これ転調だっていうよりも熱量で…
こちらのは理論的にっていうよりも
体が先に反応してる感じがするんです。
で、この曲を途中で基本Cで始まるんですけど、
Eフラットメジャーになって、Bフラットメジャー転調する
さっきのBフラットのキーのまま歌うんですよ。
で、これはCで言うとミクソリディアンスケールという名前なんですけど、
絶対ミクソリディアンってわかってないと思います。
わからずに自然にそれをやっちゃってるんだと思うんですよ。
それがめちゃくちゃかっこいいんです。



🎵「珍奇男」エレファントカシマシ
(1989.STUDIO LIVE VIDEO)
蔦谷 好位置さん マイベスト歴代1位

蔦谷 好位置さん 1位 藤井 風「満ちてゆく」
2020年メジャーデビュー
アメリカ・アポロシアター公園も成功させたアーティスト
🎵「満ちてゆく」藤井 風 @ The Apollo Theatre
✅蔦谷好位置さんコメント
これまでのキャリアを通して歌い続けてきたテーマと、
持てる技術と経験すべてで包み込んでくれるような
大きな愛の歌だと感じました。
特にイントロはここ数年で最も美しいと感じましたが、
当然イントロ以外も全てが美しく、すべてに意味があり、
愛がありました。
藤井風は一切力まない。ずっと自然体。
その真髄に触れられるような曲です。

(蔦谷さん)
こんな美しいイントロを思い浮かんだら、
普通はもうちょっとエモーショナルに弾いちゃうんですよ。
強弱つけたりしたくなり…
でも、絶対に力まない。
ずっと淡々とこの美しいメロディーを奏ってるだけなんですね。
さっきのBフラットM7。
ここも別に特別に弾かない。
全然軽くこうやっていくだけなんですよね。
そして、ここからピアノ上手すぎねてっていう…
この後のAメロのピアノめちゃくちゃうまいよね。
(川谷さん)
うまいですよね。

(蔦谷さん)
淡々と美しくコードを鳴らすって1番難しいですよ。
彼、テクニカルなことやってもめちゃくちゃうまい。
歌の伴奏って意味だと、
彼より上手い人いないんじゃないかなっていうぐらい
素晴らしいです。
もうずっと力が抜けてる。
で、2番のイントロで入ってくるシンセが、
もう全ソウル好きが泣くシンセ。
よくぞこの音色で入れてくれた。
もう最高!

(蔦谷さん)
で、まだ2番からのビート。
Yaffleも余計なこと全然やんない。
最新の音でどうとかじゃなくて、
すっごいシンプルなビートが足されるんです。
歌もずっと1本でシンプル。
ずっと落ち着いて歌ってるんだけど、
2番のBメロが初めてコーラスが「はあー」ってなるんです。
それまでずっと1本なんだけど、
サビの前のところで初めてダブルになるんですよ。
そしたら2本になって、しかもハモが出て、
で、2番のサビからダブル。
でBメロがあって、はい最後転調するサビで、
「手を離す、軽くなる、満ちてゆく」っていうところで、
左右にボーカルが分かれるんですよ。
ダブルが、まるで人間の年取ってシワが増えていくような、
人間が成熟していくようにだんだん音数が増えていくんですね。
で、「手を離す」になって、この両端になった時に
「満ちてゆく~」ってフェイクっぽくなるんだけど、
ここでもまだ張り上げないですよ藤井風は…

ずっと淡々と歌ってくんだけど、
最後に「くーっ」て初めて地声で満ちたんですよ。
もうほんと、生命の美しさを本当に喜んで、
この幸せを噛みしめるかのように、高らかにフェイクを歌うんですよ。
命が、肉体と魂が離れたかのような、空中を浮遊するように、
藤井風のフェイクが浮遊する
もうこんなに美しい曲はないですね。
✅Yaffle
藤井風、米津玄師、adieuなどのアレンジを手掛ける音楽プロデューサー
✅フェイク
楽曲本来のメロディーやリズム、音程などに変化を加えて歌うテクニック
✅上白石萌歌さんコメント
終始耳がすごく幸せで、学びになりましたね。
もう今日はこのお3方のトータル30曲を即プレイリストにして、
聴き込みたいなと思いました
✅ザキヤマさんコメント
「面白いおじさん」として
ちょっとね、井上(園子)さんに書いてもらえないかな。
🎵「面白いおじさんがなんかこう言ってきた」みたいなね…
「もっとボケろボケろ」みたいな…
「だったらお前がやれよ」(笑)
10位から1位まで(おさらい)

終わりに
プロが選ぶ2024年マイベスト10曲(後半)
ありがとうございました!
4位から1位まで、11曲中、
私が知っている曲は、3曲でしたー
8曲知らない曲で、新たな発見でとても楽しかったです☺
個人的にいいなと思った3曲が、、、
・いしわたり淳治さん 4位 Nulbarich「Floatin’」
・川谷 絵音さん 2位 大橋トリオ「エトセトラ」
・蔦谷 好位置さん 2位 井上園子「きれいなおじさん」
・Nulbarich「Floatin’」
いい曲すぎます。
いしわたりさんの
「まだ誰も起きてない街の中を自転車に乗りながら音楽聴くのが、
すごい好きでした」というお言葉にとても共感いたしました。
忘れていましたあの感覚。
なんか心が浄化されるこの心地よさがたまりません。
また、MVのロサンゼルスの風景も夕日も心に染み入ります。
全てが気持ちいい。
活動休止が残念です、泣
・大橋トリオ「エトセトラ」
川谷さんの解説でさらに曲の良さを実感です。
解説ありがとうございます。
確かにライブではドラムソロなどのソロパートはよくありますが、
音源ではあまりない印象です。
それもドンタンドンタンのとてもシンプルなビート、
ハットもスネアもキックの音も秀逸でめちゃめちゃ気持ち良すぎます。
そして、「ラスサビのお膳立て、完璧」by 川谷さん
・井上園子「きれいなおじさん」
完全にやられました。
声、歌詞、歌い方、衝撃です、好きです。
「てめえがやれよ~」最高です。
アコギ一本、最高です。
ミクソリディアンスケール、よく分かりません(笑)
(あ、エレカシの「珍奇男」が出たのも嬉しかったです超名曲)
個性って最高です。
あー、他にも…やっぱりいい曲ばかり…
・Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」
もう2024年殿堂入りですよね。うちの娘3歳もよく歌っています(笑)
ジャージークラブ有難うございます!
・柴田聡子「白い椅子」
浮遊感がたまらないです。
なんかフィッシュマンズのように空中にキャンプしている感じ。
噂のアルバム聴かないと…
・Aooo「サラダボウル」
演奏力が素晴らし過ぎる。
もうAメロからキャッチーすぎて、カウベル最高です。
MVの直立不動な感じから後半の暴れっぷりも好きです。
(あー、赤い公園…)
・Chevon「冥冥」
これはすごい、楽曲も声もすごい、
ボーカル谷絹茉優さんのオーラがすごい。
もう完全的カリスマ性がありますね。
2025年絶対来ますね、もう来てますね。
・藤井風「満ちてゆく」
紅白で見ました。
そのときNYから中継、あの雰囲気も大変よかったです。
蔦谷さんと川谷さんの解説で、さらに魅力を痛感です。
音楽は奥が深い
映画「四月になれば彼女は」見よう…
■いしわたりさん1位、蔦谷さん10位 jo0ji「眼差し」
マイベスト前半戦で知り、ずっと聴いています。
美しいです。
個人的にも1位です。
いしわたりさんが仰った
「音楽が1番生活の中で機能してる状態で、美しい状態。
もうなんなら、そのアカペラが完成系」という言葉が刺さりました。
音楽の本質ってそう言う事だったかもと、色々考えさせられました。
jo0jiさん、名曲ありがとうございます。
音楽ってほんと素晴らしいですね。
音楽に大感謝です。
皆様、素晴らしい楽曲をご紹介していただき、大変有難うございました。
EIGHT-JAMさん
素敵なゲスト、素敵なテーマ、楽しい番組、誠にありがとうございました!
蔦谷さんが出演しているYouTubeもどうぞー
みんなの知らない音楽の裏側〜agehasprings公式〜
「【蔦谷好位置が嫉妬】エイトジャムで紹介しきれなかったマイベスト曲!【独占公開2024】」
ありがとうございましたー
✅【蔦谷好位置が嫉妬】エイトジャムで紹介しきれなかったマイベスト曲!【独占公開2024】
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2024年1月14日 プロが選ぶ2023年マイベスト10曲(前編)
2024年1月21日 プロが選ぶ2023年マイベスト10曲(後編)