2024年3月2日 「やらないこと」を決める弱者の商品づくり(導入編) さかえるさん
担当はさかえるさん
✅一つの商品で勝負する
沖家室ひじき今年4年目に入って初めて「わかめ」を商品化、セットで売ることになりました
当初から商品の横展開の話は考えていたが、新しい商品を作らなかった、なぜ?
→ お客さんがより単一の商品、自分の事を応援してくる状況を作ろうと
リピータになってくれる事を第一に考えた
一回で購入をやめるお客さんではなくて、
何度も買ってくれるお客さんとのつきあいをとことん大事にする
✅やらない事の戦略
10人中10人に好かれない
10人中1人にがっつりやり取りができるような
顧客サポート、対応、発送体制、商品づくりなど
【例】
・電話で注文をうけない
・パッケージは複数作らない
・その中に商品ラインナップを増やさない
・一つの商品の質、一つの商品を愛してもらうしかけレシピ
・レシピができる背景 など
しっかり作りこむ
ここを大事にしてきてからこそ、その結果、売上も安定する
✅売上の構成要素をきちんと理解した方がいい
売上は、お客様の顧客単価×来客数
ここを分解して、自分のやらない事、やる事、お客様の単価アップに繋がるのか、
それとも来客数に増やす事に繋がるのか、
さらに顧客単価に関して、お客様が生涯ひじきに使ってくださるお金というのが
どれくらい増えうるか、お客様の単価で判断していくなど
✅やる事、やらない事で、コントロールができる効果がある部分というのはどこか
お客様の単価でいうと具体的に3つ ある
【例:スーパーマーケットの場合】
1,カゴの中に何点ものを入れるか(買い入れ点数)
2,一つ一つの商品の単価はどれくらいか
3,何回そのお客さんがその商品をリピートしているか
✅さかえるさんの場合
買い入れ点数は捨てる
そんなに商品を作らない、一つあたりの単価とリピート回数を上げてもらう
そのためにやらなければならない事をとことん一人のお客さんと濃い繋がり徹底的にやる
(具体的な方法は講座でお話します☺)
✅一次産業の観光化はしない
収穫体験など来てもらって何かをするのはやらない
✅デザインを自分でやらない
なんとなく自分の感覚でやるのではなくて、プロに頼むべきところはプロに頼む
という事がとても大事
✅商品の中のサービスは、星の数だけあり星の数だけあるからこそ生き残りが難しい
→ だからこそ商品ラインナップを増やさない
まずは一つをとことん育てる姿勢でないと弱者は戦ってはいけない
✅安売り、薄利多売をしない
✅高く売ろうとすると、色々なハードルが出たりする
【例】お得意様への価値提供だったり、ちょっとしたサービスをする時
ちょっと値引くという事を日本の文化だと当たり前にやったりするが、
ちょっと値引くというのをサービスにするのではなくて、
なにかしら常連さんへ感謝を表明したいときは、付加価値で提供する、
サービスを上乗せする。値引きはしない。
→ こういう考え方というのが大事かなと思ってます
講義の目次
・薄利多売をしない
・10人中10人に好かれようとしない
・10人中1人でOK
・価値を感じて無さそうな人には無理に売らない
・自分自身がやってしんどい事、家族がやってしんどい事をやらない
・違和感を感じる取引先や顧客には付き合わない
・デザインは自分で作らない
・商品ラインナップを増やさない
・パッケージを複数作らない
・電話で注文を受けない
・卸売りは原則しない
・初速を大事にするので改善と改良を繰り返さないという事はしない
・観光化、来てもらって何かしてもらうのはしない
・B級品、捨てるものというのは活用しない
✅その他にも、、、
売上の構成要素、どの施策がどういうところにきいてくるか
顧客×単価×来客数 に分解して、自分がやっている事は売上のお客さんの数を
増やすのに寄与しているのか、それともお客さんの自分の商品を使ってくれる
お金の総数をどうやったら増やせることができるか
どちらがきいているのかというのを判断しながら具体的にどういうふうに
商品の設計したりデザインしたり日々の情報発信したりするのが大事なのかなど
「やらないこと」を決める弱者の商品づくり(導入編)
ありがとうございます!
とても商品づくり、ブランドづくりの勉強になりすぎます!
個人的に、意外だったのが、
・一次産業の観光化はしない
・付加価値で提供する、サービスを上乗せする。値引きはしない。
です。
田舎の方だと観光も産業する方がいいのかなと思いましたが、、、
(インバウンドの方も最近多く日本に来るが、需要がある?いやない?)
なぜ?気になりますー!
リソース問題かな???とか、、、
とても興味あります。
値引きはしない、
その代わりに付加価値を提供するは、なるほど!と思いました。
値引きってブランドイメージを低くなりうるので、そういう点も大事そうですね。
とても勉強になります。
鴨頭さんの「賃上げ・値上げ・インバウンド」の考え方と似ているところと
別の視点もあり、とても面白いです。
講義の方も楽しみにしてます!
今回もありがとうございました!