PR フリ校

フリ校 voicy 2023年9月26日 発注側がおさえておきたいデザイン知識3選

8/8より火曜日担当はちふねこさん

2023年9月26日 発注側がおさえておきたいデザイン知識3選

ポイント

1⃣デザインとアートの違い
2⃣トンマナ
3⃣印刷とWebの違い

1⃣デザインとアートの違い
✅ざっくり言うと、、、
 ・デザイン → 課題解決が目的
 ・アート → 自己表現が目的

✅デザイン、「これは何のために?」と考えるという課題がある

【例】イベントの告知のポスター
  集客が課題 → イベントに人を集めるという課題をクリアするためにポスターを作る

  そのイベントがどういうターゲット層(年齢、性別など)を、 しっかり把握して、
  そのターゲット層を集客したいという目的がしっかり明確になっていると、
  発注するときも、「若い男性に刺さるようなポスターを作りたいんですよね」と
  言うだけで、デザイナーとしては、こういうテイストがいいですねと提案がしやすい

デザインは目的がしっかりあると知っておくだけで、発注するときの意識も変わってくる

2⃣トンマナ
✅トンマナ、トーン&マナーの略
  一貫した印象付けをするためのデザインルール

✅ブランドやサービスの告知を作る時に、商品ごとに色々なテイストを使いすぎていると
  ブランドとして、一貫した印象がつけづらい。
  配色、フォント、全体のイメージなど、トンマナルールとして、決めておくことによって、
  ブランドの印象付け、サービスの印象付けなどが一貫してできる

✅トンマナの役立つポイント
  ・依頼の際「トンマナはこういうフェーズに合わしてください」と共有するという意識ができる
  ・デザインを確認する際に、あがってきたデザインがトンマナと同じ印象となっているかという基準でデザインチェックにもなる

3⃣印刷とWebの違い
✅印刷とWEBでは表現方法や、配慮すべき内容が変わってくる

✅発注する際に、これが印刷用なのかWEB用なのか、あるいは両方で使いたいのか、
  しっかり明確にして伝えておかないと後にトラブルに繋がったりするので大事

カラー
  色の作り方がWEBと印刷では全然違う
  ・印刷はCMYK  Cyan、Magenta、Yellow、Key plate(キープレート≒黒、墨)
  ・WEBは光のRGB  Red、Green、Blue

真逆の性質
  印刷、色を重ねると黒くなる → 暗くなる
  WEB、光はRGBの色を重ねると白になる → 明るくなる

✅RGBでWEB上で作った明るい発色の色を印刷で使おうすると、
  どうしても再現できない色が出てくる。 (トラブルのあるある)

✅文字サイズのトラブル例
  印刷でA1ポスターとして作ったものが、A4サイズのチラシや、スマホのWEBバナーになっていたという事もある
  → デザイナーはA1で出力すると想定したうえで、実寸で見える文字サイズにしている
  → A4サイズなどに小さくされると読めない文字が出てくる場合がある
  → 依頼する際に、どういうサイズで使いたいものなのか共有すると安心

まとめ

1⃣デザインとアートの違い
2⃣トンマナ
3⃣印刷とWebの違い

1⃣デザインは課題解決を目的を明確にしたうえで作るもの

2⃣トンマナは一貫した印象づけするためのルール。
  それを基準に発注したり、デザインを確認するといい

3⃣それぞれ色の使い方、文字サイズの配慮などが変わってくるので、初めにこれはどんな媒体で使いたいのか、印刷したいのか、WEBで使いたいのか、印刷するならどういうサイズ展開で使いたいのか、というのを共有しておくと色々なトラブルが避けられます

発注する側のデザイン知識
ありがとうございます。
ちゃんと共有することで、トラブルも避けれるし、
お互い仕事がスムーズになりますね。
めちゃ大事ですね。


個人的に、カラーの印刷とWEBの色の作り方が全然違うという事に
衝撃でした。
印刷は色を重ねると暗く、光RGBは明るくなるんですね。めちゃオモシロいです。

自分の名刺を作った際に、WEBと印刷では色合いが暗くなったのも
これが原因なのかもと思いました。
「再現できない色が出てくる」
めちゃ勉強になります!


今回もありがとうございました!

よろしければ、
「フリ校ボイシー火曜日まとめ」もどうぞー

-フリ校