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フリ校 voicy 2023年10月3日 いろんなデザインで使える「余白」の意外な役割3つ

8/8より火曜日担当はちふねこさん

2023年10月3日 いろんなデザインで使える「余白」の意外な役割3つ ちふねこさん

ポイント

1⃣強調させる
2⃣読みやすくする
3⃣視線誘導

1⃣強調させる
✅一般的に目立たせたい文字は大きくするのが一般的だが、
  → 文字を小さくしたたままでも、周りにたっぷり余白をとると自然とその文字が目立つ

余白のいいところ
  → 上品さや落ち着いた印象を保ちながら、しっかり強調ができる
    (文字が大きい場合は、印象を壊してしまうことがある)
  → 自分が作りたいデザインの雰囲気により、強調の仕方は余白を使った方がいい場合がある

【例】いいちこのポスター
  景色の中にさらっとキャッチコピーがあったり、お酒の瓶が小さく砂浜に立っていたりする
  キャッチコピーの周り、お酒(商品)の画像の周りにたっぷり余白を取ってるだけ
  すごくシンプルな作品だが、すごい目を引く

2⃣読みやすくする
✅文章の文字と文字の間行と行の間、この2つの余白を調整する事で読みやすい文章になる

✅余白が少なすぎて、文字と文字が窮屈になっていると文章は読みづらい

✅文の終わりまで読んで次の文頭に戻るときに、同じ文章の文頭に戻ったり、
  一行、文章飛ばして読んで起こる原因は、行間が狭いから

✅余白を取ってあげるだけ、1行取るだけで、分かりやすくなる

適度な行間は、文字の高さ「1」だとすると、0.5から0.7くらい
  (文字の高さの半分以上から少し大きいくらいがおススメ

✅文字と文字の間の余白も読みやすさに影響
  →  自分の作りたい印象で加減すればいい

✅文字と文字の余白が大きいとゆったりした印象になるので、じっくり読ませたい
  キャッチコピーなどは、そういう印象付けができる。

文字と文字を空けるときの注意点
  空けすぎると1行の文章の塊として認識しづらくなるので、
  隣同士の文字が、関連していると分かるくらいの距離感を保つのが大事

3⃣視線誘導

【例】○○の手順4ステップ

1,2,3,4。イラストと文字の一塊が1ステップで、どうしても改行が必要な場合

1,2と並んだ後に、3,4は2段目に入れたいが、

1,2,3,4の塊の余白が、上下左右を均等にすると分かりづらいデザインになる

なぜ、分かりづらい?
  左上の1を見た後に、2にいくのか、3にいくのか、数字を見れば分かるが、
  自然と流れが作れていない
  → 余白を使う
  → 1と2の左右の余白は少し狭めにして、1と3の余白は広げる
  → 1と2と自然に視線が流れて、その次にその下の3、4に流れていく。
  → 左右を狭めて上下を広くすることによって、1,2の下に見えない罫線がうまれるので、
    自然に、1,2,3,4という流れが作れる

✅余白を上下左右、均等ではなくて、それぞれ変えることにより、
  見えない線が生まれて、視線の流れを作る事が出来る

まとめ

1⃣強調させる  
 → 余白を取ることによって、要素が小さくても目立ちますよ


2⃣読みやすくする

 → 文字と文字と間、行と行の間、余白を調整する事で文章が読みやすくなりますよ


3⃣視線誘導

 → 要素の上下左右の余白を近づけるのか、離すのか、余白の作り方で、見えない線を作って自然の流れも作れますよ

「余白」の力すごいですね!
「いいちこ」のポスターを調べたら、衝撃でした。
余白素晴らしい、キャッチコピーも素晴らしい。
1984年からほぼ毎月ポスターのデザインがあり、全部見てしまいました。
なんか40年以上の歴史、すごいです。趣深いです。感動でした。

当然ですが、「読みやすい」って大事ですよね。
「余白によって、見えない線がうまれる」という表現がとても分かりやすかったですー。

余白、意識してみます!
ありがとうございました!

よろしければ、
「フリ校ボイシー火曜日まとめ」もどうぞー

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