
ボーカル特集!!
大好きな音楽番組
「EIGHT-JAM (旧 関ジャム 完全燃SHOW)」(日曜日 よる11:15~、たまに11:30~)のまとめ記事です。
「EIGHT-JAM」は、プロミュージシャンの方々が、
音楽理論、音楽の奥深さなどを楽しめて学べるので、とても大好きな番組です。
こちらでは、メモ程度に残させていただいております。
気軽に楽しんでいただけれたら嬉しいです。
もくじ
ボーカル特集 _ゲスト
アーティストゲスト
・ØMI(三代目 J SOUL BROTHERS)
・大野雄大(Da-iCE)
・アイナ・ジ・エンド

ボーカル特集_「I wonder」ヒットの裏側
「I wonder」Da-iCE(2024年)
🎵「I wonder」Da-iCE(2024年)
✅今井マサキさんコメント
冒頭の「音が止まった」の音を切るタイミングが4拍目の裏。
普通の人が4拍目の裏できるのはタイミング的には難しい。
難しいことを「音が止まった」っていう言葉とうまく
リンクさせていて、すごく面白いなと思った。
「I wonder」のおかげで世の中の人は4拍目の裏で止められるようになって、
みんなのカラオケのレベルを底上げしたんじゃないかと思う。
普通に行くと、
多分ワン、トゥー、スリー、フォーって切るのって
意識しないと難しいと思うんですよ。
で、多分普通に歌った「音が止まった ん」空白だった。
うんって切った方が切りやすいです。
でも、それを「うん、音が止まった」。
で、ここで止めるっていう
音がない無音を歌うんですよね。
だからあの歌詞とリンクして「音が止まった」で
ストップモーション入れられるから、
普通の人でも裏で意識しないでも切ってるんですよ
これって発明やなと思いました。

✅大野雄大さん
いや、楽しく歌ってるだけなんです…(笑)
理解する時に、今、今井さんおっしゃった、
ぱって止まるタイミングが、自分の中で
カパってその絵が変わるような感覚なんですよ。
変わる時に切ってないと気持ちが悪いっていう…
(今井さん)
考えすぎでした…(笑)
地声と裏声の切り替えめちゃくちゃ上手ですよね。

「真実だけ書いてくから」ていうと、
あそこで「真実だけかいてく~」で、
こう戻すんですけど、
このバランスがもう地裏側の境目がほぼないんちゃうかという…
ライブだとバンってもうちょっと強くいったりするけど、
音源で聴いてたらめちゃくちゃスムーズですごい綺麗だと思いました。
(大野さん)
自分の喉のキー的に「~ていくから」の「て」が
ちょうど地声だとちょっと張らないといけないし厳しいけど、
でもミックスよりのファルセットからだったら結構楽にできます、
そこは結構鍛えました。
反復練習で、
その地声からのミックスの作り方を
何回もやることによって、
上からも返ってきやすくなるので、
その「て」で息の量を多くしてあげて、
アタック音をできるだけ小さくしてあげる。
✅ミックスボイス
地声と裏声の中間の声
✅チェストボイス
声帯全体を新藤させる発生
✅ØMIさんコメント
Da-iCEさんの曲って聴いてると、
本当にそのチェストの声とそのヘッドとミックスっていう、
その音色を持ってないと歌えない曲がすごい多いなっていう印象で。
今の曲もそこのヘッドとミックスの行き来がすごく多かったりするので、
カラオケで歌われる方も多いと思うんですけど、
意外となんか割と聴いてるとポップに聴こえるから歌えると
思っていくと思うんですけど、
そこにすっごい細かい技術と使わなきゃいけない箇所が
たくさんあって、
ポップに聴こえるけど、すごく技術的にめちゃくちゃ難しいです。
ボーカル特集_米津玄師に教わった歌唱術
EIGHT-JAM 2024年9月8日 米津玄師 特集 後編

✅米津玄師さんコメント
大前提として、やっぱアイナさんの歌声はものすごい
独特なものがあって素晴らしい。
その感覚があったからこそ、
歌ってほしいっていう風にオファーしたっていうのが
大前提としてあるんです。
「マルゲリータ+アイナ・ジ・エンド」米津玄師(2024年)
コラボして歌い方が変わった
🎵「マルゲリータ+アイナ・ジ・エンド」米津玄師(2024年)
✅アイナ・ジ・エンドさんコメント
米津さんには
「割とサラッと歌ってほしい」と言われた。
それまで無理に自分の癖を出して
「これがアイナ・ジ・エンドだ」と歌っていた。
でも、サラッと歌っても自然と癖は出るので、
変に出さなくてもいいと米津さんに教わったのは
自分の中で革命だった。
サビとかってやっぱ結構大事じゃないですか。
気合いが入るし…
自分の色をいっぱい出したいって思いがちだったんですけど、
米津さんはもう癖をなるべくなくして、
聴きやすい感じでサラッとと歌っていく中で、
ちょっとだけ癖を入れるっていうのが、
これで十分なんだって学びました。
やっぱ語尾とか難しくて、
なんか閉めちゃったりとか色々しちゃうのに、
あそこも普通に歌ってくださいみたいな感じが
多かったので、
なんか「こんなにフラットでいいんだ」みたいな…

例えば「突き抜けクラっとしちゃいたい」とあるんですけど、
これも普通に歌うと「突き抜けクラっとしちゃいたい」なんだけど、
これが「突き抜けクラっとしちゃいたい」の「クラ」だけ、
ちょっと「空うがい的」なのを入れるだけで、
もうリズムがちゃんと見えるっていうか…
もうこの一瞬だけでいいんだと…
このレコーディングから結構
「レコーディングでめっちゃいいテイク残したい」って
思わなくなりました。
ファルセットの抜けとかも変にビブラートとかかけずに、
さらっと終わるっていうか、
これがやっぱお客さんって何回聴いても聴きやすくなるというか、
変に癖がない方が何回でも聴きたくなるみたいな。
これが米津さんの裏技だったのかなと思いました。

「ワンタイムドキドキ トゥータイム飽き飽き」とあるんですけど、
これ結構遅めに、
「ワンタイムドキドキ トゥータイム飽き飽き」みたいな、
ちょっとしゃくりながらやってたんですけど、
いただいた本番の音源はもうさらっと普通の感じになってて。
でもこれがやっぱめっちゃ聴きやすかった。
脱帽って感じでした。
「花無双」アイナ・ジ・エンド(2025年)
🎵「花無双」アイナ・ジ・エンド(2025年)
✅今井マサキさんコメント
最後のサビの「花無双」で声がかすれながら消えていく。
この表現をここに入れることで儚さみたいなものを
残したかったのかなと思った。
綺麗に歌いきることもできるはずなので、
このテイクにした意図は何か聞いてみたい。
本当に素晴らしい曲。
✅今井マサキさんコメント質問
これ僕らやったら例えばね、
あーああ、ガラガラって…
「ごめんごめん、ガラガラってなったから
もう1回やらせて」というやつ…
でも、そこをわざと残してるのって、
なんかもう本当に生き様で歌ってる感じが
すごい凝縮されてると勝手に思ってるんですけど…
(アイナ・ジ・エンドさん)
これはそうやって歌うつもりなかったんですけど、
この日にボーカルレコーディングの前にギターレコーディングがあって
めっちゃいい音だったんです。
ギターがすごい歪んでて、うなるように聴こえてきて、
それに引っ張られて声もギターみたいに歪ませちゃった。
だから感覚でそうなったんですけど。
もうライブでいくらやってもこのテイク出ないんですよ。
そこを気づいていただいて本当に嬉しいです…

(アイナ・ジ・エンドさん)
「花無双」という曲が死生感を描いてるんですけど、
生きてたら愛を知って幸せだけど、失ったらとても辛いから、
こんな辛いんだったら愛なんて知らずに死にたかったって、
そんな歌を書いたんですけど、
あまりにも重いので
結構、情念にまみれてシャウトし続けるという…
それで聴いてられないなと…
1サビはちょっとまっすぐからすぐらいのシャウトにして、
3サビだけ絶望真っ盛りシャウトみたいなっていう
歌い分けをしたりして、
シャウトにも色をつけてこだわりました。
(今井マサキさん)
絶望…堕ちるシャウト???
(アイナ・ジ・エンドさん)
そうです。
まず2つあって、
ロックンロール的なシャウトと絶望的なシャウトがあるんですけど、
ロックンロールは「キャオ!」とか
「ワオ!」もこっちなんですけど、
絶望になると泣くんですよね。
喉の奥で出してるんです…
1番では普通にやるんですけど、
2番は~🎵
この2種類でやってます。

✅ØMIさんコメント
アイナさんの曲とかは本当に、
もちろん、色々な技術が入ってると思うんですけど、
なんかここにしかない音楽っていう、
この日しか聴けない歌ってのが本当に
この音盤にも残ってるというのは、すごいなと思います。
自分も勉強になりました。
なんかちょっとやってみようかなみたいです…
ボーカル特集_「R.Y.U.S.E.I.」で実は…
「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J SOUL BROTHERS (2014年)
🎵「R.Y.U.S.E.I.」三代目 J SOUL BROTHERS (2014年)
✅ØMIさん
「R.Y.U.S.E.I.」とか現代のポップスって
割と本当、ダンスミュージックップにしろ、
いろんなジャンルがある中で、
なんかそのビートに日本語を乗せるって
すごく難しいなってのは、
多分皆さん共通して感じてることかなと思って…
日本語ってどうしても平たく聴こえてしまったりとか、
どうしても英語とか近年だと韓国語とちょっと言葉の言語が違う分、
すごくスピード感だったりグルーブを出すのがすごく難しいなってのが
あったので、
僕とかもよく「R.Y.U.S.E.I.」とか、
カラオケで皆さん歌ってくださるとか聴いてると、
なんか割と語尾をしゃくってあげる人が多いのですが、
音源では、上から落とす。
言葉が平たくなってしまう分、
下からしゃくるんじゃなくて、
上から落とすとこのスピード、グルーヴを出しています。


✅ポイント
スピード感を出すため音を上から落とす歌唱。
✅今井マサキさんコメント
「人生一度きり~」の部分は、あれ、めちゃくちゃ難しい。
(ØMIさん)
レコーディングもそこが1番大変でした。
それも、音符というかそのリズムもグルーヴに
はまってないと遅れるとまた全然違う聴こえ方になっちゃうんで…
(古田新太さん)
それは、オミくんが自分であみだした?
(ØMIさん)
それは、この曲を作ってくれたプロデューサー、
styさんが、日本語をこのEDMという音楽に乗せるには
どうかっこよく聴こえるかっていうのすごく研究されていまして…
その時にその技術を教えていただいて、
その時のレコーディングでひたすらそれをトライしてからは
自分のものにしました。
3代目の楽曲とかでも、
なるべくここはこの上から落としてスピード上げた方が、
乗ってる人の聞いてるし、グループ上がるなっていう…
要所要所でやってるんですけど、
なかなかそうやってこう聴き取っていただけなかったです。
(横山さん)
それは、「R.Y.U.S.E.I.」で出会ったのが大きかったのですか?
(ØMIさん)
はい、今までは意識したことなかったです…
✅sty(エス ティー ワイ)

音楽プロデューサー。
「R.Y.U.S.E.I.」を作詞&作曲。
EXILE、清水翔太、CHEMISTRYなどをプロデュース。
✅足立梨花さんコメント
確かに言われてみると、
カラオケで一般の人が歌うやつって乗りにくいんですよ。
やっぱご本人が歌ってるので盛り上がるし、
乗れる理由はそこにあったんだっていうのが知りました。
曲に、ダンスもそうだけど、歌でもすっごい細かいところで
計算されてるんだっていうのを知れて、すごいびっくりです。
(ØMIさん)
こういう番組でフォーカス当てていただけるのが1番ありがたい。
この番組大好きなところが本当こういう…
実はこういうことやってんだけどなっていうところを見ていてくれる…
ようやく日の目を浴びた気がしました…(笑)
ボーカル特集_プロが衝撃を受けたボーカル
「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE (2023年)
同世代ではレベチ
🎵「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE (2023年)
✅アイナ・ジ・エンドさんコメント
同世代のボーカリストでは、大森さんはレベチだと思う。
カラオケでも歌うけど無理!!
「ケセラセラ」とか、多分、、
声帯が1つの喉に3個くらい住んでいるなと思うくらいスゴイ!!
めっちゃカラオケで挑戦します。
でも無理なんです…ほんとに…
もう一言でレベチです!!
「花束のかわりにメロディーを」清水翔太 (2015年)
R&Bを日本語に落とし込む天才
🎵「花束のかわりにメロディーを」清水翔太 (2015年)
✅大野雄大さんコメント
洋楽でよく使われている
音を上から落とす「フォール」という技術を当たり前に使っている。
フォールはメロディーラインと言葉によっては
ちょっと変な感じにも聴こえてしまうので、どこで使うかもセンス。
R&Bを日本の言葉で落とし込む天才だなと思う。

「スーパーヒーロー」吉田広大 (2022年)
感情の爆発の仕方がカッコいい!!
🎵「スーパーヒーロー」Kodai Yoshida STAY HOME 2021 Studio Live
✅吉田広大

シンガーソングライター
関西発のボーカル&ダンスグループX4の元メンバー。
✅大野雄大さんコメント
「その声質なのにこんな声も出るんだ」と思ったし、
感情の爆発の仕方とかもすごいかっこいい!!
技術があるからこそ、
感情が爆発した時ちゃんと支えられているのが
垣間見えてスゴいなと思った。
✅今井マサキさんコメント
あの清水翔太さんって
大阪のキャレスっていうボーカルスクールなんですけど、
広大君もそれの後輩なんです。
キャレスなんです。
同じ系譜でこのDNA、大野さん好きなんだなと思いました。
(大野雄大さん)
なんかハスキーが多分好きなんですよ。
ハスキーボイスの方ってこういう声だったら
きっとこっちの声苦手だだよなって
なんとなくあるんですけど、
それが全部当てはまらないというか、
こんな声出るのに、ここでもこんな抑えても出せるんだみたいな
結構衝撃を受けました…
✅キャレス ボーカル&ダンススクール

清水翔太、吉田広大、かれん(Little Glee Monster)、
SUZUKA(新しい学校のリーダーズ)などが卒業。
✅今井マサキさん
癖っていうのは、ある意味アーティストとか、
その歌う人にとっては個性なので、
それをそぎ落とすっていうのは、
自分らしさが消えていったり減っていったりとか、
バランス感覚ってすごく難しいと思います…
「友よ」SUPER EIGHT (2019年)
滑らかさとクセのバランスが絶妙
🎵「友よ」SUPER EIGHT (2019年)
✅今井マサキさんコメント
ヤス君の印象的な歌い方が、
最近はとても滑らかなのにちゃんと端々に
そのクセも見えてバランスいいなーと感じます。
特にアカペラの「友よ」はもう圧巻です。
✅SUPER EIGHT安田さんコメント
グループで歌ってないので、
なんか自分の体1つで出せる声にして歌ってました。
なんかこう、無理しないように、
太いまま出せたらいいなっていう…
(横山さん)
キーを高くしてたよな?
(安田さん)
そう、キーを高くして
自分のストライクゾーンにしときつつ、
喉はガバって開いて、
そのまま「だっー!」ていうみたいな感じ。
「Crystalline」ビョーク (2011年)
歌い方を勉強している世界的ボーカリスト
🎵「Crystalline」björk (2011年)
✅アイナ・ジ・エンドさんコメント
主メロがあるのに、
ハモではなくて違うメロディーをずっと歌っている。
全然違うメロを歌っているのに絡み合っていて、
まるでビョークが人格を変えて歌っているように聴こえて、
すごく聴き応えがある。
私が好きなところは、
メインの主メロを歌っている
「あー🎵」みたいなをやってるとしたら、
普通ここの3度上とか3度下のハモりを入れるっていうのが
よくあるレコーディング方法なんですけど、
ビョークは3度上でも3度下でもなくて、
違う人がずっと「ひぃー🎵」とか言ってる時が多くて、
普通に聴いたら結構カオスなのに、絶妙な絡み合いがあります…
(古田新太さん)
お互いに邪魔しないもんね…
(アイナ・ジ・エンドさん)
より一層、生命力がたってくるような使い方を
声で表現しているので、
本当に唯一無二なんだなって感じます。
「Can't Live Without You feat.MICHICO」GIANT SWING (2007年)
自分にとって”音楽の母ちゃん”
🎵GIANT SWING / GET UP feat. MICHICO, L.L BROTHERS, WARNER -PV-Music video- 2007
✅ØMIさんコメント
MICHICOさんにはデビュー当時、
ボーカルディレクションをしてもらい、
1000本ノックでブースから出してもらえなかった。
ソウルとかのマナーを徹底的に教えられた。
初代J SOUL BROTHERSの「Fly away」のリミックスに
MICHICOさんが参加されていて、
もう30年近く前なのに、今聴いても本当に最高峰にかっこいい!!
🎵「Fly away」J SOUL BROTHERS
✅ØMIさんコメント
メロディーも作るし、歌詞も書くしで、
ボーカルディレクションもやってくれるっていう形で、
デビュー当初からずっとお世話になってるんですけど、
「なんとなく歌ってたらそれだけのものになっちゃうよ」と、、
「ちゃんと自分のものにしなさい」っていうのを、
もうひたすらレコーディングで叩き込まれて…
で、
本当にレコーディングブースから出してもらえなかった
本当6時間、7時間ぐらい(笑)
技術もそうなんですけど、
空気感をすごく大事にしてくださったので、
自分が何かいい提供ができないかが、
殻が破れないっていう風に、
ブースに閉じこもってる時に、
当時、僕の同じグループのメンバーのパフォーマーが
レコーディング見学来てくれてる時に、
そのメンバーがTシャツを破ったんですよノリで。
「これぐらいの気持ちでやれよ!」みたいな…
(SUPER EIGHT横山さん)
誰なんすか?
(ØMIさん)
あの直己っていう…
小林直己が「わーっ」てやって…
「今、歌ってみて」って言われて、
その、空気感を感じながらって歌ったものが、
そのMICHICOさん的にはもう「それ!」みたいな。
声に魂が乗ってるから、もうそれじゃないとオッケーださないと…
「MR.LONELY」「あの頃へ」玉置浩二
化け物級の歌
影響を受けてきた憧れの存在
🎵「MR.LONELY」玉置浩二 Live at Zepp Tokyo 2005/6/14
✅ØMIさんコメント
今でもしょっちゅうライブ映像を観て
影響を受けているボーカリスト。
体を見事な楽器として、現在もあのご年齢で
深みがどんどん増していく歌の味の良さを
体現しているのが玉置さん。
一度共演させていただきましたが、
横で歌っていても
「違うマイクで歌っているの?」というくらい
声量の使い方に圧倒された。
個人的に1番好きなのは安全地帯の「あの頃へ」。
化け物級の歌。
🎵「あの頃へ」安全地帯
✅ØMIさんコメント
もう生でマイクに乗ってない音も聞こえる。
今でもなんかもう本当に体が鳴ってるっていう。
実際震えてないんだろうけど、
本当に空間を支配してる感じが…
空気を全部この辺を掴んで楽器にして出てるってのが
なんか目には見えないこの渦がちゃんとここで巻いてて、
それが全部グループとフェイクとか感情に乗って出てってるのが
もう横で見ててちょっと鳥肌がすごいです
ボーカル特集_ツインボーカルどうしてる?

三代目 J SOUL BROTHERS ØMIさんからDa-iCE大野雄大さんへ質問
✅ØMIさん質問
僕ら3代目もそうですし、
Da-iCEもツインボーカルで、
周りにパフォーマーがいるってなった時に、
歌とか音楽ってのはもちろん周りのパフォーマー、
ダンサーのみんなも一緒に作ってる部分はあると思うんですけど、
やっぱり、
音源として作り上げるのは2人だったりするじゃないですか。
その時に、
2人だと性格も違ければ、
ちゃんと構築していきたい人と
感覚でやっていきたい人もいる…
もちろん、
自分のエゴもあるしっていう時の
そのバランスどうしてるのかとか、
話し合って決めてるのか、
どっちかが気使ってやるタイプなのかなど
聞きたいです。
✅大野雄大さんコメント
結成当初は、
すごい歌いにくかったなって思いもあります。
その、ツインボーカルとして意味があるのかなと。
そのツインだったら、なんかお互い苦手なところを補いたいし、
なんか攻めるところはもう掛け算で行きたいじゃないですか。
なんかそこをちゃんとできてるのかなって思いながら
歌ってる時はあったんで、
そういう時はやっぱり言ってましたね。
「ここ次もパートが歌い始め始まっちゃってるから、
その語尾のフェイクのとこはもう1個手前で止めてほしい」、
「ちょっとスケール違うから、
ちょっとそこ気持ち悪いから音変えた方がいいよ」とか、
逆にそういうのもめっちゃ言われたりもありましたし、
すり合わせをしていくことによって、
今何も全部理解できてるというか…
✅古田新太さん質問
嫌な空気になったりとかしなかった?
(大野雄大さん)
当時はやっぱりお互いボーカリストなんで、
ギスギスは全然ありましたけど…
✅ØMIさんコメント
細かいですけど、歌いパート分けとかも多分あると思う。
僕らの場合は、最初はディレクターの方が、
歌い出しはっていう、このパッケージを作ったというか、
始まりは今市が歌う、次が僕が歌うっていう、
このテレコのパッケージを作ったんです
だけど、
どうしてもやっぱ曲の中で決めのワードだったりとか、
美味しい、それこそ、
じゃあシャウトのパードだったらシャウトのレンジは、
どっちの方が合ってるのか、
声色どっちの方がこの曲の魅力を増幅できるのかとかっていうと、
単純にこうテレコで言っちゃうとそこにはまらないパターンがあって、
ていう時に、歌い分け、
ツインボーカルの一応均等って考えた時には、
その歌い出しから変えなきゃいけないとかは、
そこもっと細かく歌い分けを割らなきゃいけないのか、
ていう作業が出てきた時に、
最近は僕らは話し合ったりとか、
それこそ、ここのキーのレンジは多分俺の方が倍音出るから
俺の方がいいよねとか、
ここのハイノートは彼の方が強いからハイノートは彼にやらせるって、
曲の1番美味しいとこに行くのはどっちなんだろうを逆算して
曲の構成を作ってという考え方に変わったんです、
やっぱりスタート当初は自分たちで、
まだ全然、デビューした最初の頃は
ディレクターの方が決めた歌い分けで行くから、
「わ、ここのパート歌いたかったな」みたいなあるけど、
でもしょうがねえかなみたいなところで飲み込こともあったし。
そこで譲り合わないと
どうしてもぶつかり合って、
うまくいく事もうまくいかなくなったりっていう。
こうなんでしょう。
ツインボーカルのなんかこう、
あるあるなのかなって…
(SUPER EIGHT村上さん)
いやもうこれやったらもうソロでええやんって
思った時期もあるわけですか?
(ØMIさん)
ありましたね。
お互いにあったかもしれないですね。
(古田新太さん)
Da-iCEはある?
(大野雄大さん)
僕らはないですね
(村上さん)
BiSHは?
(アイナ・ジ・エンドさん)
全員同じ箇所全部歌って、オーディションシステム
(ØMIさん)
それはすごいですね、
公平だけどめちゃくちゃ時間もかかる
(アイナ・ジ・エンドさん)
もう言われたことを全うしようと思ってました
めっちゃ体育会系バイバスだったんで。
もらったところで輝くみたいな
三代目 J SOUL BROTHERSはユニゾンしないですよね?
✅ユニゾン

複数の声で同じ音程で歌う
✅今井マサキさん質問
三代目 J SOUL BROTHERSはユニゾンしないですよね?
(ØMIさん)
そうですね
(今井マサキさん)
ツインボーカルって、
サビで一緒に歌うとかあるじゃないですか…
(ØMIさん)
1曲、あるかないですかね…

(ØMIさん)
何度か試したことあるんですけど…
やっぱり声質が持ってるものが
どうしてもユニゾンに重なった時に
2人とも2人の良さが出ないとかあるので、
1人1人としてはなんか成立してるんですけど、
それをユニゾンって同じサビを同時に走った時に
お互いの良さがプラスとか掛け算じゃなくて、
なんか平行線のままあまりプラスにならないってのは感じてて。
なのでユニゾンのおいしさが
あまり僕ら3代目で言うとないなってのはすごく感じて。
なるべく楽曲も元々の作ったデモはユニゾンになってても、
そこはあえて割ったりとっていうのは
極力ユニゾンしないってのは確かに僕ら特有であります。
✅今井マサキさんコメント
言われて、なんかわかった気がします。
例えばDa-iCEだと、
もう明らかにもう声のタイプ違うじゃないですか。
色で言うと白黒ぐらい本当違うじゃないですか。
3代目ってなんか黒黒なんだけど、
マッドブラックとメタリックみたいだけど、
ちょっとだからその違いぐらい感じ。
だから同じ黒並べてもってなった時に、
白黒で行くのと、黒黒ってなると
どうやろうなってなったら、
そのメタリックをちゃんと伝わった方が
いんじゃないかなとか、
マッドを伝わる方がいいんじゃないかっていうことに
たどり着いたってことなのか…
(ØMIさん)
僕の感覚だと、
なんかお互いがどうしても死んでしまうんじゃないかな
という感覚はあります。
(横山さん)
それって明言したことあるんですか?
(ØMIさん)
ないですね。
(ザキヤマさん)
えー、初めてテレビで!
(ØMIさん)
そんな大きい事ではないです…(笑)
次回予告
【次回予告】
2025年6月8日(日) よる11時15分~
「今、ダンス界で話題の「Dリーグ」を徹底解説!」
【アーティストゲスト】
TAKAHIRO、CyberAgent Legit、Valuence INFINITIES、KADOKAWA DREAMS
【トークゲスト】
山崎弘也(アンタッチャブル)、影山優佳
終わりに
ボーカル特集!!
ありがとうございます!
【印象に残った言葉など】
・「I wonder」のおかげで世の中の人は4拍目の裏で止められる
・音がない無音を歌う
・ミックスボイス
・チェストボイス
・音色を持ってないと歌えない曲
・サラッと歌っても自然と癖は出るので、変に出さなくてもいい
・自分の中で革命
・こんなにフラットでいいんだ
・空うがい的
・リズムがちゃんと見える
・変に癖がない方が何回でも聴きたくなる
・米津さんの裏技
・生き様で歌ってる
・声もギターみたいに歪ませちゃった
・ライブでいくらやってもこのテイク出ない
・情念にまみれてシャウトし続ける
・3サビだけ絶望真っ盛りシャウト
・ロックンロール的なシャウトと絶望的なシャウト
・絶望になると泣くんですよね。
・喉の奥で出してるんです…
・ここにしかない音楽っていう、この日しか聴けない歌
・日本語ってどうしても平たく聴こえてしまったり
・こういう番組でフォーカス当てていただけるのが1番ありがたい
・ようやく日の目を浴びた気がしました
・声帯が1つの喉に3個くらい住んでいるなと思うくらいスゴイ
・もう一言でレベチです!!
・感情が爆発した時ちゃんと支えられている
・キャレス ボーカル&ダンススクール
・特にアカペラの「友よ」はもう圧巻
・ハモではなくて違うメロディーをずっと歌っている
・結構カオスなのに、絶妙な絡み合い
・より一層、生命力がたってくるような使い方を声で表現している
・なんとなく歌ってたらそれだけのものになっちゃうよ
・ちゃんと自分のものにしなさい
・これぐらいの気持ちでやれよ!
・声に魂が乗ってるから、もうそれじゃないとオッケーださない
・体を見事な楽器
・「あの頃へ」化け物級の歌
・体が鳴ってる
・空間を支配してる感じ
・すり合わせをしていくことによって、今何も全部理解できてる
・曲の1番美味しいとこに行くのはどっちなんだろうを逆算し
・全員同じ箇所全部歌って、オーディションシステム
・めっちゃ体育会系バイバス
・もらったところで輝く
・マッドブラックとメタリック
アイナ・ジ・エンドさん
「もらったところで輝く」
めちゃかっこいいーー!
玉置さん、化け物級ですね。
あまり曲を聴いた事が無かったので、
ちゃんと聴こうと思いました。
ツインボーカルでユニゾンしないは
確かにあまりない印象です。
今井マサキさんの
マッドブラックとメタリックの話しが
とても分かりやすかったです。
「I wonder」4拍目の裏の話、
めちゃ勉強になります。
聴き方が変わります。
ありがとうございます!
「EIGHT-JAM(エイトジャム)」さん、
いつも素敵なゲスト、素敵なテーマ、楽しい番組、誠にありがとうございます!!