PR EIGHT-JAM(関ジャム)

EIGHT-JAM 2024年11月3日 GLAY特集(鬼龍院翔、柳沢亮太、亀本寛貴)

GLAY 特集!!

大好きな音楽番組
「EIGHT-JAM (旧 関ジャム 完全燃SHOW)」(日曜日 よる11:00~、たまに11:30~)のまとめ記事です。

EIGHT-JAM」は、プロミュージシャンの方々が、

音楽理論、音楽の奥深さなどを楽しめて学べるので、とても大好きな番組です。

こちらでは、メモ程度に残させていただいております。

気軽に、楽しんでいただければ嬉しいです。

もくじ

GLAY_アーティストゲスト

アーティストゲスト

鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)
・柳沢亮太(SUPER BEAVER)
・亀本寛貴(GLIM SPANKY)

鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)
高校以来のGLAYの大ファン!
ニコニコ超会議2019では同じステージに。

(鬼龍院翔さんコメント)
同級生の友達が「GLAYの音楽は本当いいぞ」とプッシュされて
じっくり歌詞カードを見ながら聴いたら、なんかロックスターと違う歌詞で
そこで僕はまっちゃったんですよ。

このロックスターの主人公、こんな悩むんだ」と…
すごくなんか身近に感じて、どっぷりはまりました

柳沢亮太(SUPER BEAVER)
SUPER BEAVERのギタリスト
「HOWEVER」をキッカケにGLAYのファンに!

(柳沢亮太さんコメント)
小学校5、6年生の時に初めてバンドを組んで、GLAYのコピーバンドだったんですけど、
当時、音楽室を貸してくださって、とにかくGLAYを練習しました。

で、VTRをよく見るとHISASHIさんが使ってた東海(東海楽器製造)のTalbo(タルボ)です。

また、その時のドラムが今のSUPER BEAVERの藤原で、
地元が一緒で小学校の時からGLAYをきっかけとしてバンドを組んでました。
だからGLAYがなかったらSUPER BEAVERまだなかったかもしれないです。

亀本寛貴(GLIM SPANKY)
2人組ロックユニットGLIM SPANKYのギタリスト。
高校時代GLAYをきっかけにギターを始めた

(亀本寛貴さんコメント)
なんか中学校ぐらいから自分「この音楽、特別好きかもしれない」ということに気づいて、
それでずっと聴いていました。
そして、高校生になってギター始めた時に、やっぱりGLAYのギターが華やかな音楽だったんで、
そこから本当に入ったって感じです。

GLAY_ヒットの歴史

TERU(ボーカル)、JIRO(ベース)、TAKURO(ギター)、HISASHI(ギター)

✅1998年 TAKUROとTERUを中心に北海道函館市で結成当時高校2年生

✅1994年 「RAIN」でメジャーデビュー

🎵「RAIN」GLAY(1994年)

🎵「グロリアス」GLAY(1996年)
・初のシングルTOP10入り

🎵「口唇」GLAY(1997年)
・130万枚を売上初のオリコン1位

🎵「HOWEVER」GLAY(1997年)
・134万枚を売り上げ、この曲でNHK紅白歌合戦初出場

🎵「誘惑」GLAY(1998年)
・162万枚を売り上げ、1998年度のオリコン年間シングルランキング1位

🎵「SOUL LOVE」GLAY(1998年)
・「誘惑」と同時発売。売り上げ137万枚で年間5位。

🎵「BE WITH YOU」GLAY(1998年)
・117万枚を売り上げ、5作連続ミリオンセラー。

🎵「Winter,again」GLAY(1999年)
・バンド最高164万枚を売り上げ、6作連続ミリオンセラー。

✅1999年「GLAY EXPO'99 SURVIVAL」
国内音楽史上最大20万人を動員

✅GLAYが打ち立てた主な記録

✅17thアルバム「Back To The Pops」

スタッフさん
よろしくお願いいたします
「エイトジャム」という番組で、
いつもHISASHIさんにはお世話になっております。
ありがとうございます。


HISASHIさんのご出演された会は皆さんご覧いただけますか?

(TERUさん)
見ました

(スタッフさん)
そもそもこうやって4人皆さん一緒にこうインタビューを
受けられることはあんまり拝見したことないようなイメージなんですが…


(TERUさん)
ないね

(TAKUROさん)
ぼほぼないね
被らないように、同じ話をしないように(笑)

GLAY_超特殊な楽曲制作法

曲作りはどういう流れで完成まで至る?

(スタッフさん)
そもそもこの曲作りは、この皆さん、どういう流れで完成まで至るんでしょうか?

(TAKUROさん)
それこそ4人でインタビューするから、逆に僕は他の3人に聞いてみたいんです
GLAYの曲作りってどういう感じなの?

(TERUさん)
コロナ禍の中では、あるデータやり取りしてで、
TAKUROが基本となる曲の母体をHISASHIに預けて、
HISASHIがそのアレンジをして、それにJIROがベース入れたりして、
その後にボーカル入れたりっていう形が多いですね。

(スタッフさん)
そのTAKUROさんからまず、HISASHIさんに行く段階はどこまで出来上がっているのですか?

(TAKUROさん)
どこまでだった?

(HISASHIさん)
雰囲気が(笑)

(TAKUROさん)
エジプトの壁画みたいなやつをババって言うと、
俺がやりたかったことが返ってくる
デビュー当時から、割とそうです。

(HISASHIさん)
「あ、こういう事をやりたいんだな」とわかっちゃうんですよね。
whodunit」とかそうやってできたもんね。

(TAKUROさん)
そうですね。
あれも酷いデモテープを…(笑)

🎵「whodunit」GLAY(2024年)
30周年記念シングル
・人気グローバルグループENHYPENのメンバ―JAYとコラボ楽曲。

(スタッフさん)
それを受け取られて、HISASHIさんはどういう具体的な作業としてなさるんですか?

(HISASHIさん)
まず、ちゃんとしたセッションデータを作るっていうところから始まって、
で、「こんな雰囲気?」と聞いて、そしてまたTAKUROに仮歌を録ってもらい、
それのキャッチボールのようなことをして、他のメンバーに「こんな感じみたいよ」と
いう風に送ります。

✅ゴールデンボンバー 鬼龍院翔さんコメント
まず特殊なのが、 こんなに仲いいバンドいないんですよ
バンドとして。大体もう大人の男たちって
そんなベタベタしないじゃないですか(笑)

(SUPER EIGHT 横山さん)
ゴールデンボーバーめっちゃしてそうじゃないですか?

(鬼龍院翔さん)
いやいやいや、カメラ回った時だけです(笑)

GLAYは所詮、音のでかいフォークバンド

✅TAKUROさんコメント
よくHISASHIは「GLAYは所詮音でかいフォークバンド」だと。
結局ギター1本でもなんとかなっちゃうような、
そういった小さな曲を ロックバンドとして楽しくやろうぜっていうのが
これからも変わらないコンセプトだと思う。

だからこうメロディと言葉は投げるんだけども、
もっとロックバンドに必要なこ全てのことをHISASHIにお願いしている

(HISASHIさん)
これはね、
僕とかTERUとかは結構本当にかっちりと出来上がりの想像できるような楽曲を
デモの段階で作るんだけど、TAKUROの場合は大喜利ですね
お前だったらどうする?」みたいな。
だから柔軟性が高いと言えばそうなんですけども、毎回試されてる

2人で構築したものをJIROさんの元に届き、ベースのアレンジを入れる?

(スタッフさん)
お2人で構築されたものがJIROさんの元に届いて、ベースのアレンジを入れているのですか?


(TAKUROさん)
元々のやつをJIROに投げたら、JIRO壊れちゃう
解読不能で(笑)

(スタッフさん)
その段階のものはお2人はお聞きになることもあるんですか?

(TERUさん)
仮歌入れてほしい時は結構早めの段階の歌入ってたね。

(スタッフさん)
でも、そこは皆さんなんとなく、共通言語というか…

(TAKUROさん)
そうですね。もう設計図の段階で割と投げて、
これが後々かっこよくなるから、頼むから信頼してくれ。大丈夫と…

(HISASHIさん)
今判断しないでと(笑)

(スタッフさん)
じゃ、その最初のTAKUROさんのこの頭の中にあったものから、
この4人になってだいぶ変わったなような…?


(TAKUROさん)
自分が目指した頭の中の最高点以下のことは1回もないです
常に「みんなありがとう。かっこよくなってる。」と…
なんか「TAKURO良い曲書いたと言われるみたい」…
今度何か奢るね。と…(笑)

(HISASHIさん)
TAKUROのいいところが、絶妙にこだわりがないところ
俺はすっげえあるんですよ。だからこうじゃなきゃダメみたいな感じで…
やっぱり将来的な視野は狭くなりますよね。

TAKUROはそれがないから、どんどん広がる一方なんですよね。
それがいい作用になっていると思います

商業音楽の中にいて30年やってるけど、
最終的には「バンドがなんか楽しそう」っていうのが1番
それを支持されて30年やってきたような気もするんですよ。
だから「詞だの曲だの、そんなに重要なのか?」って
今でも自分の中に疑問はありますよ。

✅SUPER BEAVER 柳沢亮太さんコメント
僕らはやっぱTAKUROさんが、すごく名曲をバンバン作られているという
イメージがものすごく強くありました
けど、
蓋を開いてみると、こうやってすごく役割分担されて、
いわゆるワンマンバンドの真逆にいるバンドなんだろうなと…
それがすごく仲の良さにも繋がってるのかなと気がします。

GLAY_「HOWEVER」はあの名曲に影響されて…

1997年、1998年のヒット曲

✅TAKUROさんコメント
サザンもミスチルも小室哲哉さんの曲たちも
もう百花繚乱の中で自分たちの居場所みたいなものを見つけるには、
まず誰がどの陣地を取ってるかという戦国時代の絵巻みたいなもんですよね。

GLAYはどこに家を建て、畑を探せばいいんだろうみたいな、
そういう自分たちの立ち位置探しみたいなものはしてました。

同時に、あらゆるアーティストの音を聴いて
うまいこと自分たちのスタイルが見つかるまでは、
やっぱりデビューして5年、10年は同時代のスターたちの影響を受けて
走ってたような気がするから、
今のような、こう胸張って、これがGLAYのスタイルですという風に
思えるような 時期ではなかったので、そういう意味ではすごい聴きました。
苦手なラップも聴きました

90年代で1番聴いた曲は安室ちゃんの「CAN YOU SELEBRATE?」

🎵「CAN YOU SELEBRATE?」安室奈美恵(1997年)

✅TAKUROさんコメント
90年代で1番聞いた曲は安室ちゃんの「CAN YOU SELEBRATE?」

感動したのは、建築のような構築美
フェイドインしてきて、そこから強力なサビがあって、
その後に浮遊感のあるちょっと別の世界に連れていかれるような

だけどきっちりとその男女のある種の出会いみたいなの。
こんなに美しい曲この世にあるんだと…

自分らはもうデビューしてましたけど、
ある時その「CAN YOU CELEBRATE?」の構成を書いて、
これに合わせた曲を作ってみたいと思い
自分にそういった縛りを作って
ニューヨークでガッと書いたのを覚えています

ゴールデンボンバー鬼龍院さんからの質問

TAKUROさんコメント
それはそれはもう、それまでの私のプライドを粉々に打ち砕くには十分なことでした。
すごい名キャッチコピーだなというのはJIROで…
「古いよ!」
じゃねぇか…(笑)

(JIROさん)
言ってねぇ。言ったことない(笑)

(スタッフさん)
「HOWEVER」を最初聴いた時は覚えてらっしゃいますか?

(JIROさん)
覚えてないです
いや、忙しすぎて、その頃本当にレコーディング自体も みんなでバンドの
リハーサルしてからレコーディング、ボーカル録り…
完パケまでが4日間ぐらいしかなかったんで…

(TAKUROさん)
年4枚とかシングル出してましたもんね。
もう当然カップリングもまた必要な時代だったんで…

(HISASHIさん)
「HOWEVER」のその印象が薄かったのも、やっぱり
もう他のアーティストが特に派手なメロディー、音域、音の中
このGLAYの楽曲が埋もれて聴こえたのは確かですけど。

ただね、
GLAYはね、それをやるべきなんですよということに
後から気づいた楽曲
でもあります

なんかオアシスっぽくていいな、みたいな。
ずっとね、同じコードでやるっていう。
それはね、自信と勇気がないとできないんですよね。
それを胸に俺たちはやり抜こうと。
30年経ちました

(TAKUROさん)
俺たちが日本のオアシスだと名乗りをあげた(笑)

(HISASHIさん)
解散しないオアシス。
兄弟喧嘩しない…(笑)

OASIS(オアシス)
イギリスのロックバンド
ギャラガ―兄弟を中心に1991年に結成され
全世界で7000万枚以上を売り上げている。
2009年解散。
2024年。再結成を発表。

GLAY_「誘惑」

「誘惑」GLAY(1998年)

🎵「誘惑」GLAY(1998年)
T.M.Revolution 「WHITE BREATH」をヒントに制作。

🎵「WHITE BREATH」T.M.Revolution (1997年)
・自身最大の売り上げでシングル初のミリオンヒット

TAKUROさんコメント
「誘惑」は紅白かなんかで西川くんの 「WHITE BREATH」を聴いて、
「あー、なんかGLAYもこんな曲をやったら面白いかも」と…

当時のいわゆるトレンドみたいなものを自分たちなりにやるならどうなんだ
1ヶ月後には何かしらのレコーディングがあるので、
もう今日感じたことをすぐ出せるっていうあの環境は楽しかったですね。
ものすごい大変だけど、まだその流行っていうものが続いてるうちにそこに参戦できる
あの現役感っていうのは…

「口唇」インパクトのある2回目のサビ_ゴールデンボンバー鬼龍院翔さん

🎵「口唇」GLAY(1997年)

ゴールデンボンバー鬼龍院翔さんコメント
頭サビから始まって、AメロBメロがあって、また2回目のサビへと続く。

普通の曲であれば、そのままのキーでサビを繰り返すのですが
ここで2音上のキーに転調し、頭サビよりも更にインパクトのある
2回目のサビ
を聴かせることができる。

これを思いつくのもすごいし、こんな不思議な転調にすると
曲の印象が弱くなったりするものなのに、
ここまでかっこよく完成させられるのもすごい!!

✅TAKUROさんコメント
「口唇」はとにかくテレビにバンバン出るようになって、
あの「エディットしろ」と言われるのが、
言ったら作者としてはちょっと辛いわけです。

2番がごっそりとその物語としての整合性がなくなるから。
それをじゃあ「テレビエディット」ってなった時に嫌になっちゃって。
「3分だ」って言うなら、じゃあ「口唇」を3分で作ろうと…

3分という 地図の中にどう自分達を描くかっていうのを…
それでストレスがちょっと軽減されたりとか。
今と違って、当時の時代性みたいなのに影響を受けてますよね、
曲作りも …

ゴールデンボンバー鬼龍院翔さんコメント
CAN YOU SELEBRATE?」参考にしてたんだとか。
あと「WHITE BREATH」…
いや、知らんかった。
だからもう全部GLAY色に染まって違和感なくなってる
それができないんですよ。

GLAY_TAKUROの葛藤 ツインギターの役割

「BELOVED」GLAY(1996年)

🎵「BELOVED」GLAY(1996年)

GLIM SPANKY 亀本さんコメント
自分が初めてギターで練習した曲です
イントロのアコースティックギターのアルペジオのフレーズから、
エレキギターのメロディーフレーズになる流れがとても印象に残ります。
この曲のイントロのエレキギターのフレーズから練習を始めたのが、
自分の演奏スタイルに大きく影響していると思います。

GLIM SPANKY 亀本さんから質問

✅HISASHIさんコメント
多分ね、みんなと話したことあるんだけど、
割とオーソドックスなギターフレーズを中心に構築したい
という風には自分の中で思ってて、みんなと相談していましたね。

ツインギターの構築の仕方は?

HISASHIさん回答
作曲するがギター入ってるから。
作曲者のギターって伴奏に近いんですよ。

で、元々TAKUROはFenderのシングルコイル系のギターだったので、
必然的に僕がGibson系のことでメロディーを弾くっていう立場になりました。
それがGLAYの原型です。

TAKUROさんコメント
長いレコーディング生活で、
HISASHIはすごい素晴らしいギタリストなんじゃないか」とあるとき、
ハッとしたんです。

で、相方として1番俺が 貢献できることは何かと考えた時、
あんまり俺が弾かないことだと…

楽になりましたね、
本当に4小節に1回ピンってやるだけで、
なんか仕事してる気になるし、相手も立つっていう…

✅GLIM SPANKY 亀本さんコメント
GLAYの曲を聴いてると、HISASHIさんのキラーフレーズがいっぱいあるんですけど、
そんな折りに見せるTAKUROさんのエモーショナルなフレーズが…

多分皆さんこの画見たことあると思うかもしれないんですけど、
「誘惑」のAメロでHISASHIさんが…

いや、これめちゃくちゃキュンとしたんです。
普段、弾きまくらないTAKUROさんがめちゃくちゃ弾いているみたいな…

🎵「誘惑」GLAY(1998年)

JIROさん、お二人のギターの演奏はどういう印象?

(スタッフさん)
ちなみにJIROさんはこの曲に限らず、ベーシストとして、
この2人のギターについてどういう印象ですか?

✅JIROさん回答
僕は基本的に作業が1番最初なんで、
楽曲の形が不完全な状態ちゃんと結果出さなきゃいけない
というとこがあったりするんですよ、昔から。

だから後から入ってきたギターが「そうなんだ!」って思うことはすごいあります。
ただ、やっぱりそれがだんだん実績になってきて、
歌メロとリズムの感じから行くと、ベースこのぐらい弾けばいいんじゃないかな
というのがなんとなく見えるようになってきて。

実際そうなった時には、ちゃんとギターが"フレーズで埋め込んできてくれたり、
逆に僕がフレーズで ボーカルの裏メロみたいなところ作っていくと、
やっぱり抑えたギターになってくれたりとか、
その辺はなんか全然話し合わないんですけど、成立してるかなっていう感じはします。

JIROさん、ベーシストとしての成長

(スタッフさん)
ちなみにTAKUROさんがインタビューで
JIROさんがコロナ禍でベーシストとしてさらに著しい成長を遂げたと…


(JIROさん)
生意気な(笑)

(TAKUROさん)
うちのポール和山が本当にポールマッカートニーばりの歌うベースを
最近弾くようになりまして、もうそれこそ本当、
多分ここはもうTERUの歌とJIROで成立しちゃうから
もうギター陣はお休みみたいな

もそういうのもすっごい楽しいです

✅TAKUROさんコメント
もう90年代、2000年代なんかは、とにかく足し算、足し算、足し算で、
なんであんなに音が薄いと思うのを嫌ったんだろうっていうぐらい、
それこそ街の中で鳴ってる音がとにかく分厚い。コンプかけまくり…、

ま、それがやっぱりUKロックとかの影響なんだろうけれども。

そのあとジャズなんか聴くようになって
ドラムとピアノでポン!しかなってないのに何の物足りなさも感じない

音楽ってまだまだ深いなって思った時
もうそこに誰が今喋ってるのかっていうのをあんまり考えないで
音楽作りしてたなという反省点は過去のアルバムを聴いたら結構あります。

ちゃんとこの人がいいこと言ってんのに、みんなもガヤ言ってるのに…
さっきからお笑いの例えばっかりだな(笑)

大切なこと言ってる時は他のプレイヤーが黙って聞くっていう、
それもまた1つのプレイなんだっていう風に気づくのに30年かかりました

✅ザキヤマさんコメント
ガヤの考え方がすごい。一緒だなっていうのが…(笑)
TAKUROさんと同じタイプだなと思って(笑)

GLAY_象徴的なメロディーが続く展開がスゴい「Winter,again」

「Winter,again」GLAY(1999年)

SUPER BEAVER 柳沢さんコメント
Winter,again」と言われたら、
いつか2人で行きたいね」から口ずさむ人も、
逢いたいから、恋しくて」からを口ずさむ人も
いるだろうなと思うほど、
メインディッシュが2つあるような象徴的なメロディーで、
展開がすごいと思います。

SUPER BEAVER 柳沢さんから質問

✅TAKUROさん回答
他の人の楽曲提供でなければ、ほぼTERUへの当て書きなんで、
例えばメロディーの持っていき方によって、 TERUの歌声がものすごく
情報量を含んだ説得力のあるものだったら歌詞は薄くします


強い声に強い言葉だとちょっと胃もたれするなとかあるので、
言葉とメロディーに関しては、当て書きの時は完全に
そのシンガーの1番良いパフォーマンスを引っ張り出すように意識しています。 

✅SUPER BEAVER 柳沢さんコメント
強い歌に対して強い言葉を乗せないように薄くするって、
少なくとも薄くするっていう感覚を持ったことないです。

だから、どちらかというと強い言葉をどれだけ遠くまで
飛ばせるバッターで出せるかみたいな感覚でずっといるんで、
あえて弱めよう、薄めようっていう感覚って初めて聞きました。

✅ゴールデンボンバー鬼龍院さんコメント
ミュージシャンとしては、
インパクトあるものを作った方がヒットするかも
やっぱ欲が出るわけですよね。

なのに、その全体のバランス考えて、そこを薄められるという
欲の無さみたいなものが、ずっと30年続けてこれた所以なんですかね

GLAY_歌詞を書き換える?

✅TAKUROさん回答
レコーディング立ち会うので。
で、その日の喉の調子とか、その日のテンションとか、その日の雰囲気で、
もうメロも変われば言葉もなくなるし
なんでもいいから気持ちよく歌えれば
なんでもいいよ
みたいなるんですよ。

歌いづらかったら変えてっていうのも。
それによって 世の中的に良しとされるメロよりも、
TERUの中にある何かが爆発した方が絶対に作品としてのクオリティが上がるので
そこはもうその場のセッションって感じ。
もうそれこそ大喜利

なんかこう来たらうまい言葉で返して、
それを積み上げていき1つの答えに出すみたいなところは多分にあると思います。

最初に答えありきみたいな音楽作りはしてないのかも。
頭の中にある理想は音符にまずならないので

やっぱり80年代の思春期を函館で過ごしたこの4人のこの感覚って
譜面にかけないんです
よ…

GLAY_ボーカルTERUは元々ドラマー

✅TAKUROさんコメント
ある日、ボーカル無しのそのリハテープに、
元々歌詞もメロディもあったから、ちょっとシャレで入れてみた。
それを聞いた瞬間、1回目の腰を抜かし…
あ、違いました。
腰を抜かしたのは2回目です(笑)

1回目はBOOWYの「B・BLUE」を聴いたときでした。
BOOWYの「B・BLUE」のエンディングの氷室さんの声を聴いて腰を抜かしたのが中2

(HISASHIさん)
あれはぬかす(笑)

(TAKUROさん)
TERUの声を聴いて腰を抜かしたのが高1
3年の間に2回腰を抜かす
TAKURO少年の腰はもうガタガタです(笑)
次、腰抜かしたらもう立てないんじゃないか…(笑)

ゴールデンボンバー鬼龍院さんコメント
歌声の種類、曲によって、あの高いメロディーのところ行っても、
裏声じゃないけど、表声なんだけど優しい声っていうのを曲でよく使うから、
そういったところで切ないメロディだったり歌詞だったりとかすると、
すっごい共感しちゃうんですよ。

その歌い分けみたいなものがもう絶妙にできるから
その表現力っていうものが僕はもう憧れるんですよね。

GLAY_【30周年だから明かす】今も友人?解散危機は?

バンドのメンバーになっても友達関係は変わらない?

✅2023年GLAY公式サイトより
(TAKUROさん)
先日、函館に帰ったときも毎日TERUと一緒に遊んでいた

✅TAKUROさんコメント
変わらないものでしたね。
仕事仲間かっていうと違う気もするし…


東京でも別に函館でも。
函館にいたってはもうレコーディング中、
毎朝TERUの母ちゃんの飯食って1日がスタートする
中学校時代から 飯食わせてもらっているので(笑)

特にやめるきっかけもなく、合間に釣りに行ったり、
たまに公園行ったり、お祭り行ったり

解散の危機はなかった?

✅TAKUROさんコメント
99年にドームもやって、20万人もやって、レコ大までもらって。
で、その内側としてバンドとしてはものすごく疲れていました

かつ、業界としての流れはこっちだから、
GLAYもこっちの流れに乗りなさいよって言われて、
俺たち4人で話した時はその流れには乗れない、
「NO」だった


これどういうことかというと、
バンドとそのマネージメント及び業界との対立の縮図になっちゃうんですよね。

どうしても音楽を純粋にやりたいっていうバンド巨額のお金を生み出す
このまま同じようにやっていけば安泰だ。
そこで やっぱり決定的に意見が分かれ
こまでGLAYを汚されるのであればもうやめようと

自分たちの心の中では、
99年の大晦日で解散っていうのはもう4人で決定してました

✅TAKUROさんの家で新年会
正月に俺んちでみんなで4人で新年会した。
TERUどうすんの?」って言ったら、
俺もうちょっと歌いたいからソロアルバム作る」って言って。
そうなんだ。俺どうしようかな…」。
じゃあTAKURO、曲を書いてよ」て言うから
全然いいよ」って。

じゃあギター弾く?」てHISASHIに聴いたら、
弾く」っていうから、

そしたら「JIROも誘わないと悪いじゃないか
そりゃそうだ」ってなって
乾杯!と…(笑)

これGLAYじゃねえか!(笑)

SUPER EIGHT 横山さん
ミルクボーイやん (笑)

GLAYが30年バンドを続けられた秘訣とは?

✅JIROさんコメント
いろんなとこから多分そういう評価を受けてると思うんですけど、
バランスじゃないかなと思うんですけどね。

TERUはステージに立てば本当にどんどんな相手でも全員引き連れて
巻き込んでいくんで。
そういったすごくピュアな部分が未だにあるなっていうのは強いと思うし、

HISASHIはいきなり役者歴0の僕らにライブの演出だと言って
刑事とか医者とかの役やらせられて、その監督(HISASHI)が何もジャッジをしない
だから現場も監督も誰も何が正解なのかわからないっていう。
で、そういうのを楽しむ(笑)

で、リーダー(TAKURO)は本当に様々な困難とかトラブルがあったんですけど、
みんなの思いを全部聞いて「わかった、俺がなんとかする」という、
そういう頼もしい一面があったで、ここまで来れたんじゃないかなと…

(TAKUROさん)
めちゃいい事いうじゃん(笑)

✅インタビュー終えて、TAKUROさんコメント
ありがとうございました。
いや、面白かった
最後にいい話してました
聞くことないんで、こういうお互い本格的な話とかあんましないですよね

ゴールデンボンバー鬼龍院さんコメント
GLAYなんてもう「一生GLAYをやる」と宣言してるんですよ。

バンドのファンって、活動休止や解散を恐れながら応援するものなんですよ。
「お知らせ」っていうメールが1番怖いんですけど、
もうGLAYはもうずっとやる、一生やるってもう明言してるんで、
もうファンは安心して応援できるっていうところが、
そのゾーンまで行ってるのが素晴らしいなと思って、
目指すところだなと思います。

✅SUPER EIGHT 大倉さん
「ほなGLAYやないか」というの面白かったですね(笑)
(ミルクボーイ)

✅ザキヤマさん
ほっこり面白い市場NO.1
GLAYやないかい(笑)

次回予告

【次回予告】
2024年11月10日(日) よる11時30分~
ミュージシャンの裏トーク企画!!

【アーティストゲスト】
小渕健太郎(コブクロ)、柳沢亮太(SUPER BEAVER)大橋卓弥(スキマスイッチ)、日食なつこ

【トークゲスト】
山崎弘也(アンタッチャブル)、大橋和也(なにわ男子)

終わりに


GLAY特集

GLAY、青春でございます。

1997年、1998年ごろ、私は音楽理論や楽曲構成など無知でしたが、
当時、無知ながら、GLAYの曲はサビの他にさらにサビのようなものあるという
心地よいメロディーが続く構成が多いなと印象でした。
そういった不思議な印象があったので、今回の曲作りの話がとても興味深かったです。
(ギタリストTAKUROさんとHISASHIさんのご関係もステキです。)


「HOWEVER」がまさか「CAN YOU SELEBRATE?」を参考にしていたとは…
「口唇」「WHITE BREATH」きっかけとは…
とてもオモシロいです。
また、改めて、「CAN YOU SELEBRATE?」の作詞作曲した
小室哲哉さんはやはり偉大ですね。


「BELOVED」
そいえば、私もアコギ練習しました。今は弾けないですが…
ほんといい曲。


また、GLAYのサポートドラマーToshi Nagaiさんののドラム教則ビデオ持っています。
「SOUL LOVE」のイントロのフレーズなど印象的でした
(まだ実家にあるかな…今見返してみたい…)



今回の放送、
印象に残った言葉が多くありました。
下記にメモで残しておきます。

【印象に残った言葉】
・GLAYは所詮、音がでかいフォークバンド
・ロックバンドに必要なこ全てのことをHISASHIにお願いしている
・TAKUROの場合は「大喜利」ですね。
・自分が目指した頭の中の最高点以下のことは1回もないです
・絶妙にこだわりがないところ
・最終的には「バンドがなんか楽しそう」っていうのが1番
・いわゆるワンマンバンドの真逆にいるバンド
・解散しないオアシス。兄弟喧嘩しない…
・トレンドみたいなものを自分たちなりにやるならどうなんだろう
・その流行っていうものが続いてるうちにそこに参戦できる
・足し算、足し算、足し算
・ドラムとピアノでポン!しかなっていないのに、何の物足りなさも感じない
・大切なこと言ってる時は他のプレイヤーが黙って聞くっていう、
それもまた1つのプレイなんだっていう風に気づくのに30年かかりました
・TERUの中にある何かが爆発した方が絶対に作品としてのクオリティが上がる
・その場のセッション
・それこそ大喜利
・最初に答えありきみたいな音楽作りはしてないのかも
・頭の中にある理想は音符にまず鳴らないので…
・80年代の思春期を函館で過ごしたこの4人のこの感覚は譜面にかけない
・毎朝TERUの母ちゃんの飯食って1日がスタートする
・その内側として、バンドはものすごく疲れていました
・俺たち4人で話した時はその流れには乗れない、「NO」だった
・バンドとそのマネージメント及び業界との対立の縮図
・99年の大晦日で解散っていうのはもう4人で決定していました😲
・これGLAYじゃねぇか!


一番印象的だったのは、GLAYのメンバーの皆様の仲の良さです。
今回のインタビューでも垣間見えた、メンバー間の温かな空気感や自然な掛け合い。
ほんと素敵なバンドさんですねー。
JIROさんの締めくくりの言葉も深い感動を覚えました。
ますます好きになりました!

改めて30周年おめでとうございます。
今後とも楽しみにしてます!


「EIGHT-JAM(エイトジャム)」さん、
いつも素敵なゲスト、素敵なテーマ、楽しい番組、誠にありがとうございます!!


GLAY、個人的に大好きな曲は「春を愛する人」です。
名曲すぎます。
カラオケでよく歌ってました☺
TERUさん、この曲、息継ぎどこでやってるんですか?って感じでした。
尊敬です。


🎵「春を愛する人」GLAY(1996年)

ほんと名曲すぎます。
ありがとうございましたー。

🎵「春を愛する人」GLAY(1996年)

-EIGHT-JAM(関ジャム)