8/8より火曜日担当はちふねこさん
2023年10月17日 ターゲットを決めないと失敗する理由
前提条件によって最適な表現方法が変わるから
✅ターゲット
デザインを作る際に、それを届けたい相手、情報を誰に伝えたいのかという相手。
✅デザインを作る前に、明確にしておかないと、デザインの目的である誰かに届ける、
情報を伝えるという目的が果たせなくなる
✅デザインで表現というのは、
・フォント
・文字の種類
・配色
・レイアウトなど
それぞれの表現方法が、ターゲットという与えられた条件によって選び方が変わってくる
→ 最新のターゲットという条件が無かったら、どう選んだいいのか分からない
✅【例】
依頼主「ターゲットは特に無いんですけど、とりあえずかっこいいデザインお願いします」
→ 根拠のあるデザインというのができない。
依頼主が好きそうなかっこいいデザインを作ろうという目的になるので、
作ったデザインで、先にある課題というところには届かない結果になってしまう
✅しっかり目的
・バナーを使ってクリック率を上げたい
・サムネイルで視聴者数を増やしたいなど
そういう目的を果たすため、根拠のあるデザインを作るには色々な前提条件が必要
✅条件があると、
・文字はこういう書体を作りましょう
・ レイアウトや配色はこうしましょう
などにつながっていく
✅デザインと数学・物理が似ているところ
→ 条件がないと最適解が導き出せない
✅数学の例
三角形の面積
辺の長さ、角度など何かしらヒントがある
✅物理の例
地上で玉が転がっているのか、水上で玉が浮いてるのか
→ 状況によって、働く力の条件が変わってくる(摩擦力、浮力、重力など)
→ 前提条件が無かったら、何も手が出せない
✅前提条件がしっかりあることによって、自分の表現方法が選択していける
結果的に目的に応じたデザイン、最適なデザインというのが作れる
✅ターゲット例
駅の通路に貼るポスターで、ターゲットは若いZ世代の女性
→ せわしい場所なので、細かく読ませるポスターでなく、インパクト重視
大きめのタイトルで目を引くようなデザイン、レイアウトにする
配色はくすみ系のピンクにするなどという条件が導き出せる
✅デザインを使われる状況というところから、色々な条件を導きだして、
それを元にグラフィックのデザイン方法はこうしようとか、文字をこうしよう、
レイアウトをこうしようなど選択をしていく
✅作りたい内容は全く同じだとしても、ターゲットが変わってしまうと、
最適な表現方法というのが変わってくる
イベントのポスター例
【若者向け】
イベントのタイトルを少し英語を混ぜてみたり、オシャレな感じ、
レイアウトも余白たっぷりで、印象がオシャレのものにしようというデザインの結果になるかもしれない
【年配向け】
タイトルはとにかく読みやすさを重視。
英語などはなるべく使わずに、日本語タイトルを一番メインを大きく見せようなど
青汁のCM(ちふねこさんの感想)
青汁のCMにて、サブコピーとして
スーパー・ボタニカル・ドリンクと表示あり。
スーパー・ボタニカル・ドリンクという表現をするだけで、
青汁が古臭いというか、おばあちゃんが飲んでいるイメージから
健康志向の女性が飲んでいる。
そんなイメージ改革が起きているなと、、、
これもターゲット層を意識して、
年配の方だけじゃなくて、若い層にも飲んでほしいと思い
こういう表現を使っているのかなと思いました。
「ターゲット」に関して、
分かりやすい具体例も多く出していただき、ありがとうございます!
ターゲットの意識はデザイン以外にも使えそうですね。
依頼主さんの目的(課題解決)をしっかり確認大事。
前回の「デザインも基本、課題解決」と繋がった感じでございます。
青汁のCM、知らなかったです。
私も見てとてもイメージ変わりました。
ターゲットの意識改革ですね。
スーパー・ボタニカル・ドリンク、キャッチコピー大事と実感です。
勉強になります。
話ちょっとそれますが、青汁系の各企業のCM、個性があって面白いですね。
キューサイ:まずい!もう一杯。
アサヒ緑健:スーパー・ボタニカル・ドリンク
山本漢方製薬:ヤマカン
今回もありがとうございましたー!
よろしければ、
「フリ校ボイシー火曜日まとめ」もどうぞー