PR EIGHT-JAM(関ジャム)

EIGHT-JAM 2024年6月16日 THE YELLOW MONKEY特集(大木伸夫、菅原卓郎、志磨遼平)

大好きな音楽番組
「EIGHT-JAM (旧 関ジャム 完全燃SHOW)」(日曜日 よる11:00~、たまに11:30~)のまとめ記事です。

EIGHT-JAM」は、プロミュージシャンの方々が、

音楽理論、音楽の奥深さなどを楽しめて学べるので、とても大好きな番組です。

こちらでは、メモ程度に残させていただいております。

気軽に、楽しんでいただければ嬉しいです。

もくじ

アーティストゲスト

アーティストゲスト

大木伸夫(ACIDMAN)
・菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)
志磨遼平(ドレスコーズ)

大木伸夫(ACIDMAN)
吉井と雑誌の表紙を飾ったり度々コラボするなど親交が。

菅原卓郎(9mm Parabellum Bullet)
学生時代からのファンでフェス共演や対談も行う。

志磨遼平(ドレスコーズ)
THE YELLOW MONKEYに憧れ、中学時代にバンドを始めたほどの大ファン。

古田新太さんコメント
イエローモンキーって、その当時のバンドの中でもちょっと洋楽っぽかった。
あの、耳心地が…

大木伸夫さんコメント
学生時代って、なんかちょっと洋楽じゃないとカッコ悪いみたいな
ちょっとひねた考え方があった。
だけど、イエローモンキーさんだけは日本語なのにめちゃくちゃ気持ちよく聞こえる

志磨遼平さんコメント
吉井和哉さんになりたくてバンドを始めたという感じです。
中学校の時に、その時多分身長170センチぐらいなんですけど。
で、吉井和哉さんになりたいと毎日思ってたら、10センチぐらい身長伸びました
吉井さんと同じ182cm、62kgでピッタリで止めました(笑)

THE YELLOW MONKEY ヒストリー

1989年 現メンバーで活動開始

1992年「Romantist Taste」でデビュー

1995年「太陽が燃えている」、初のTOP10入り

1996年「JAM」、ロングヒットとなり売上は60万枚を記録

1996年「SPARK」、「次はアッパーな曲を」という薬草のもと制作

1996年「楽園」、「怪奇俱楽部」などをシリーズを生んだ
ドラマ枠「新・木曜の階段」主題歌

1997年「LOVE LOVE SHOW」、ノンタイアップながらロングヒットを記録

1997年「BURN」、自身最高売上66万枚を記録

1998年「球根」、オリコンシングルチャート1位を獲得

1999年「SO YOUNG」、「青春」という刹那的なものを歌った曲

1999年「バラ色の日々」、NHK「ポップジャム」エンディングテーマでファン人気が高い

2000年「パール」、歌詞のパールは「悔し泣きで流れる涙」を表現

2001年「プライマル。」休止前最後のシングル曲。活動休止

THE YELLOW MONKEY 聴いて欲しい曲

THE YELLOW MONKEY 「JAM」(1996年)_ゲストアーティスト3人セレクト

🎵「JAM」(1996年)

「JAM」

大木伸夫さん
腑に落ちるワード爆発的なメロディ

菅原卓郎さん
不安な自分を肯定し突き動かしてくれる

志摩遼平さん
時代を超えた名曲

菅原卓郎さんコメント
曲の中で、主人公は部屋から一歩も出てないし、
暗い部屋でテレビを見ているだけ
だが、でもすごく心が突き動かされる。
不安な気持ちや、いても立ってもいられないような、
そういう状況になったことがある人たちを肯定してくれるような曲だと思う

大木伸夫さんコメント
吉井さんの曲は、サビでちゃんと答えを出す
「JAM」はその時代の情勢を憂いながらも、サビで「Good Night」と
個人に対する愛を伝えている
すごく見事な表現。

大木伸夫さんコメント
確かに外国に飛行機が落ちて、日本人いなかったよっていう報道、
確かに見た事あるし、良かったって思ってる人も僕らもいるんだけど、
でも、もっと本当に命のことを大事にできる僕たちはいないのか
というところに矛盾に悩まされながら「おやすみ」って言って。
で、「こんな夜は最後は君に逢いたくて」ってすごくシンプルな愛に結実していく
っていうのがなんとも言えない見事な歌詞だと思います

菅原卓郎さんコメント
やっぱりみんなここでぐさって刺さると思うんですけど、
どのくらい自分に正直になったらこういう歌詞が書けるのかなと思って…

ロックバンドで正直って言うと、ただストレートに「君のことを愛してるんだ」
言うんじゃなくて、「王様は裸」だみたいな。

そこで「あ、本当だ、言ってもいいんだ」というのを気付かせるのが
ロックバンドで歌う人の正直さだと思うんですけど。
これはまさに残酷な状況を歌うことで、そうじゃない部分も浮かび上がらせるような歌詞だなと思います

THE YELLOW MONKEY 「太陽が燃えている」(1996年)_大木さんセレクト

知名度を上げた1995年発売のヒット曲

🎵「太陽が燃えている」(1996年)

大木伸夫さんコメント
吉井さんの歌唱はピッチ(音程)が安定しているというが、
単純にめちゃくちゃうまい
平歌でもしっかり低音が出ていて、すごく届く声。
そしてサビでものすごく迫力のある高音域も出す、
歌う姿勢もいいので、本当に体で歌っている感じがする

吉井さんの歌って、もうほんとに上手いんですよ。
もう。ま、聞いてもわかると思うんですけど、エモーショナルな感情表現
めちゃくちゃ得意で。

で、そういう時に平歌ちょっと抑えたりするんだけど、
平歌もしっかりと丁寧に、こう、お腹からちゃんと出して
そっからサビにどんって…
その歌い方はずっと憧れてますね

THE YELLOW MONKEY 「悲しきASIAN BOY」(1994年)_菅原さんセレクト

収録アルバムの物語性がスゴイ!

🎵「悲しきASIAN BOY」(1994年)

菅原卓郎さんコメント
こちらの楽曲が収録されたアルバム。
jaguar hard pain 1944-1994」はコンセプトアルバムで、
戦死した若い兵士「ジャガー」の魂が現代にタイムスリップし、
恋人マリーを探すというストーリーなのですが、
実はジャガーの恋人マリーは1つ前のアルバム収録曲の主人公。
遡って、前作までコンセプト化してしまったことがすごい

THE YELLOW MONKEY 「ホテルニュートリノ」(2024年)_志摩さんセレクト

長くファンをやっていて良かった!

🎵「ホテルニュートリノ」(2024年)

志摩遼平さんコメント
まさかイエローモンキーの「スカ」が聴ける日が来るとは思ってませんでした。
イエローモンキーの魅力の1つは、様々なスタイルのレパートリーがあるところです。
初期からシャンソン、タンゴ、昭和の歌謡曲、ジャズとロックよりも
古い歴史を持つ様々な音楽を僕に教えてくれました 

THE YELLOW MONKEY 「Love Communication」(1995年)_菅原さんセレクト

THE YELLOW MONKEYを感じるリズムに注目!

🎵「Love Communication」(1995年)

菅原卓郎さんコメント
アーメンブレイク」というサンプリングの超定番ネタがあるのですが、
イエローモンキーの曲の中でそれに近いリズムパターンが採用された、おそらく最初の頃の曲。

アーメンブレイク
このドラムソロをサンプリングし、ヒップホップなどで使われるリズム。
これに似たパターンがイエローモンキーでは多く使われているという

🎵「Amen,Brother」The Winstons

アーメンブレイクに似たリズム
🎵「楽園」(1996年)

🎵「Tactics」(1996年)

THE YELLOW MONKEY へ質問

大木さん、菅原さん、志摩さん
「JAM」_「偉い発明家も犯罪者も~外国で飛行機が落ちました」のブロックが素晴らしいとおっしゃったんですが…

■回答■
(吉井さん)
あそこは賛否両論ですね

昔は土曜日とか、深夜に結構、割とバカ騒ぎしてる深夜番組あったじゃん。
そういうときにニュース速報が…
そのバカ騒ぎしてるスタジオにアナウンサーの人が来て報道する。
で、その、その中で、ちょっと嬉しそうにしてたことを覚えていて
ま、それだけじゃないんだけど、ニュースキャスターの人、割と安堵したような感じで言ってて…

(スタッフさん)
すぐ浮かんだワードなのですか?

(吉井さん)
なんか当時はいろんな事件があったり、震災があったり、うん、やっぱり 不安だったし…

(HEESEYさん)
その世相みたいなね、世の中の感じとか

(吉井さん)
なんかもっといっぱい、そういう不条理なことをいっぱい書き出したんだけど、
選ばれたのは、あの言葉たちでしたね

ACIDMAN 大木さん
「JAM」_瞬発的なパワーを感じる曲ですが、制作には時間がかかったのか、かかっていないのか。
どのくらいの時間で作りましたか?

■回答■
(HEESEYさん)
あまりかかったイメージない

(吉井さん)
そもそもは、僕が事務所の社長さんのところからCASIOの
ポータブルキーボード
をもらってきて…
当時住んでた自分の部屋で、イントロのメロディーが浮かんで、
もうなんかそっからスタートかな…

(HEESEYさん)
デモ音源あったっけ?

(吉井さん)
ない

(HEESEYさん)
鼻歌的なものはあったような

(EMMAさん)
アコギで歌った感じのやつ

(吉井さん)
俺が?(笑)

(EMMAさん)
たぶん(笑)

(HEESEYさん)
永遠に繰り返すような曲の作り

(吉井さん)
当時のイエローモンキーはその展開が多ければ偉いみたいな
それを反省したのか、飽きたのか、割とシンプルな反復する分かりやすい楽曲を
目指しましょうかの時代だったかもしれないね。

歌詞に関しては7割ぐらいはできてたのかな。 Aメロがなかなかできてなくて…

(HEESEYさん)
なんかちょっとメロディー変わったりとかもしたような

(EMMAさん)
なんか渋いメロディーだったね

(吉井さん)
覚えてるけど歌いたくない(笑)

(ANNIEさん)
イメージ変わっちゃうしね

(吉井さん)
だけど、最初にあったメロディーでは、「暗い部屋で1人」にはハマらなかったから、
これはメロディを変えてしまえと思って。

ドレスコーズ 志磨さん
「JAM」_瞬こんな世紀の名曲が生まれた瞬間って、どういうお気持ちですか。完璧だって思われませんでしたか?

■回答■
(吉井さん)
そん時はそんなに思ってないのよ。

(ANNIEさん)
当時はレコード会社もね、シングルにするか悩むくらい
ただ、でも、自分たちの中では今までなかった「よっしゃ!」っていうのは、
実はあるにはありましたよね。やっぱり…

シングルっていうとアップテンポで明るいっていう定説っていうか、
そういうのはあるんだけど、自分たちの中ではそれはそれで得意っていうか、
好きな部類でもあるんだけど、こういう「JAM」みたいな曲が、得意技じゃないけど
こういう曲にすごいパワーを込められるって思ってたバンドだったんで、
ぜひこういう曲が世に出たらいいなっていう風には思ってはいました。

(吉井さん)
あとは、海外エンジニアの人を招いて録ったので、サウンド的にすごく満足したんです。
バンドの音に乗っかって歌う。僕の立場としては初めて。
なんかすごく素直に乗っかれる。
割とイエローモンキーって、グルーブに癖があるので…
特に昔はクセがあった、トゲがあった…

すごく優しさもあるグループに録音できたから、
それが1つすごい覚えていて、歌詞頑張ろうみたいな、歌頑張ろうみたいな、
そういうのありましたね。

ゴーストノート
主にスネアドラムでごく小さな音を出し、グループを出すテクニック。

(ANNIEさん)
リズムで言うとドラムのゴーストノートっていうのが
今までイエローモンキーでは重要ではなかったんですけども、
そこすごくフューチャーしてくれて。

僕が知らないだけかもしれないですけど、
それまでにポップロックでそんなにゴーストノートが前面に出てる曲って
僕は知らなかったんですよ

あれが1つ世の中に残ってるだけで、なんかすごく自分の名刺になるというか。
それはその時にもちょっと思いましたね。

大倉さんコメント
僕がああいうリズムで初めて練習したのが「JAM」で…
ムズッ!」と…

志摩遼平さんコメント
そんなにやっぱり実感というか、無かったもんなんだなと思って。
確かにこの曲がシングルになるかというと、
確かになりにくい曲ではあるかもしれないですけど。

確か当時ファンの方が署名運動とかしたぐらいなんですね。
ライブで先に「JAM」が披露されて、 シングルにしてほしいっていうので、
それでレコード会社の方が動いたっていう話を聞いたことがあります

大木伸夫さんコメント
メンバーの皆さんが「JAM」についてあんな風に語っているっていうのが、
いや、なんかすごく、1ファンとして、嬉しくて、
今それで胸いっぱいで

それ以上のコメントはもう差し控えさせていただきます…(笑)

9mm Parabellum Bullet 菅原さん
_これはANNIEさんが得意なリズムなのか?イエローモンキーの良さが出るものとして使われているのか、何か狙いがあるのですか?

菅原卓郎さん質問
ちょっと16ビートと8ビートの中間ぐらいだと思うんですけど、アーメンブレイクって。
で、「Love Communication」では突如そのノリノリなリズムで来たことによる、
何かこう、イエローモンキーという そのバンドのカラーを、
ちょっと華やかなものにより、 しかもノリやすい
っていうものにしてるんじゃないかと思って。
その後の曲にも出てくるんですよ。そこから増えてくっていうか。

だから「これすごくいいじゃん。俺たちの1つのカラーじゃない」って
思ったのかどうかを知りたかったんです

■回答■
(ANNIEさん)
むしろ得意になっちゃった。 

(HEESEYさん)
得意にさせられちゃった(笑)

(ANNIEさん)
あ、でも、1番最初は「アバンギャルドで行こうよ」かな…

自分たちではイエローモンキーシェイクって呼んでるんですけど、
それが出てきたのは「アバンギャルドで行こうよ」で、
次のアルバムで「悲しきASIAN BOY」っていうので、
なんかその辺で、「あ、うち、シェイクの感じ得意かも」と
そっからEMMAもHEESEYもすごいシェイクしてると思うし。

で、そのシェイクの細かい音符の置き方っていうのは、実は全員似てたんですよね、
今思えば。それがすごくシンクロしたのが、うちの新しい武器になったん
じゃないかなと思います。

シェイク
R&Bやソウルミュージックでよく使われる「揺り動かす」ようなビート感を持つリズム

🎵「アバンギャルドで行こうよ」(1993年)

吉井和哉さんコメント
なんでシェイク始まったか…
「アバンギャルドで行こうよ」が確かに最初のシェイクだったと思う。

うん、あれだ、ニルヴァーナなんですよ。

あれが世に出てきて、 シェイクだったでしょうか。
もう1大ブーム起こしたから。

このピンクレディーみたいな、ロキシーミュージックみたいな曲に、
ニルヴァーナのこれを拝借してやってやろう
としたの。
それがスタートです

🎵「Smells Like Teen Spirit」ニルヴァーナ (1991年)

9mm Parabellum Bullet 菅原さん
_色んなフレーズを弾けると思いますが、どうやって選んでいるのですか?

■回答■
(EMMAさん)

ギターソロは本当になんかギターソロとして自分では捉えてなく
間奏っていう…
テクニックを入れたりとか、そういうことをまず考えないで、
曲をどうやって活かすギターソロにするかっていうのがまず大前提なんで、
少しでも耳に残ったらいいなとか、
なんか歌のリフレインをそのままギターで弾いたら面白いだろうなとか、
そういう感じで作ってますね。

THE YELLOW MONKEY_リズム隊 必殺技

菅原卓郎さんコメント
HEESEYさんのベースとANNIEさんのリズムの組み合わせまで含めて、
イエローモンキーの1つの、こう、必殺技なんじゃないかと思ってて…

(志摩さん)
ドラムのリズムにウォーキングベースみたいなのを。
それがあると「あ、イエローモンキー」と思う。
シグネチャーなサウンド
※ウォーキングベース:歩くように動くベースライン

メロディのように動くベース
🎵「楽園」(1996年)

🎵「バラ色の日々」(1999年)

✅HEESEYさんコメント
主張したがりなとこあるんで、なんかこう、曲のなんか大事なところに
食い込んでってやろって思うと、なんかボーカルのメロディーの
裏のメロディーが存在するようなベースみたいなのとかが、そもそも好きだったんです。

で、曲作るにあたって、そういうやっぱり自己主張って言ったら変ですけど、
そういう強いところを出したがりなんですよ。

(吉井さん)
でも、ベーストソロやってっていうと嫌がるんだよね。

(HEESEYさん)
なんかそういうんじゃない(笑)

良かったです。
そこに注目してもらい、やってきた甲斐があります。

THE YELLOW MONKEY_2001年 活動休止_2016年 再集結

(スタッフさん)
まさに絶頂の中で2001年に活動休止で、その後解散されましたが、
その時の心境っていうのは皆さんいかがでしたか?

回答■
(吉井さん)
それぞれ違うだろうね。

(EMMAさん)
良くはないです

(吉井さん)
良くはないですよね。 ごめんね

(EMMAさん)
いや、本当にもう。
でも、みんな疲れてたから、バンドとしても色々できたし、
何やればいいのかっていう…

(吉井さん)
やっぱり僕はすごくこのバンドっていうか、このメンバーをすごい愛していたし、
今も愛してるんですけど。
だから、休止しようが解散しようが、これで関係が終わるとは思ってなくて、
とにかくまず疲れた

あとやっぱり邦楽問わず洋楽も、本来のロックがもっと細胞分裂して
すごく多様化してきた時代だったので、
イエローモンキーがこのままやっててどうかなって、
ちょっと1回、作戦タイムというか、そういうのを僕は割とプロデューサー気質なんで、
どうしても、ちょっとこう、ドラマチックに見せたがる癖がやっぱあったんで、

1回解散みたいな風にして、解散営業じゃないですけど っていうのもゼロじゃなかったと思う。
うん、だからもちろんすごくシリアスでしたけど、
でも「もう顔も見たくねえよ、こいつら」みたいなんじゃないから、
とにかく1回ちょっとクールダウンして思うの。
やりたいことを見つけてみてもいいじゃないですか。
まだ若いしっていう感じでした。

(HEESEYさん)
実際に2004年に解散になるんですけども、
その後もどっかで 、またこの次イエローモンキーやる時、
こういうのどうかなとか、こういう格好したいなとか、
こういう曲が多かったら面白いだろうな
とか、
ツアーやったら楽しいだろうなみたいなことなぜかずっと考えてました

途切れることなく 再集結までずっと。
それはどっかにあって、あ、いつかやるんだろうなっていうか。
うん、これはなんか本当に正直な気持ちで。
あんまり言わなかったことですけども、
いつかもう1回この4人でやるんだろうな」っていう風には思ってました

吉井和哉さんからメンバーの皆さんへメール

もう一度 僕とバンドやってください

吉井さんコメント
たまたまイギリスに行っていて、
ザ・ローリング・ストーンズの結成50周年のハイドパーク のライブを見ていて、
まあそれが大きなきっかけになったんですけど、
そろそろ「時が来たかな」っていう気もしたので。
メールを送りました。

(スタッフさん)
皆さんはメール受け取られてどういう風に思われましたか?

(EMMAさん)
当時の流行り言葉で「じぇじぇじぇ」って返した。

びっくりしたのを表現したかった

(吉井さん)
「じぇじぇじぇ」ってきた、どっちだろう?(笑)

(EMMAさん)
「じぇじぇじぇ」しか返さなかった

(ANNIEさん)
なんか言ってよ
びっくりして終わっちゃってる(笑)

(EMMAさん)
驚いて嬉しかったです

(ANNIEさん)
ついに来たか」と思いました

再集結されて、皆さんで初めて15年ぶりに音合わせられる時というのはどんな感じだった?

(EMMAさん)
それこそシェイクができなくなった(笑)

(HEESEYさん)
伝家の宝刀が使えない

(EMMAさん)
それぞれのシェイクになっていたね

(HEESEYさん)
実際に音出ししたのは再結成の前の年だもんね。
多分、2015年 に「スタジオ入ってみよう」って言ってて…

(吉井さん)
あん時、めっちゃ曲やったよね。

(ANNIEさん)
38曲ぐらい

(吉井さん)
もう結構、曲も覚えてないんですよ。
無理やり あれもやろこれもやろ予習してきちゃダメとか。
ま、嬉しかったのもあったんですかね、きっと

🎵「プライマル。」(2001年)

THE YELLOW MONKEY_2022年 吉井和哉 喉頭がん

吉井さんコメント
その病名を知った時は、喉頭癌といって声帯にできる癌だったんで、
「うわ、癌だし、よりによって声帯か」って なって、
ちょっとやっぱドキドキしましたけど。
でもすぐ、これは多分与えられた試練だなって思って…

バンドができなくなるなとか、歌が歌えなくなるなっていうことよりも、
いや、そんな風にはならないからっていうような変換をして、
幸い早く見つかったんで、 イエローモンキーでいる限りは、
こういうのは乗り越えられるんだろうな
っていう、
こうね、漠然とした自信というか、確信がありますね、このバンドは。
なんか不思議と…

(ANNIEさん)
治療してる時も、すごく大変な時期ももちろんあったんですよ。
あったんですけども、それでも顔からにじみ出る彼の生命力というか…

(吉井さん)
変顔?(笑)

(ANNIEさん) 
声も出ないのにダジャレ言ったりする(笑)
この性格なら大丈夫じゃないかなって思うし、
本当にそのエネルギーってそういうことだと思うと思うし、
ロビン(吉井さん)は表現者として選ばれてる人だと思うんで…

そういう力も少しは授かってると思うしね。
だから必要に心配はしないようにしてました

3年ぶりのライブについて

(吉井さん)
自分で歌っていて、なんかこれ全部自分のために作った曲なんじゃないの
っていうぐらい、詞が全部そのことみたいな結びついて
当時そんなこと考えてないんで作ってるんだけど、
割と死生観とかそういうのは 出てた歌詞ですけど、
みんなにもちろん書いてきたけど、今の自分に歌うための歌だなって思いましたね。

(HEESEYさん)
なんか「LOVE LOVE SHOW」とかでさえ、
お身体には気をつけて
自分の応援ソングを作ってたって ね。
みんなの応援ソングなのよ。

🎵「LOVE LOVE SHOW」(1997年)

THE YELLOW MONKEY_バンドを続けていく上で必要なことは?

HEESEYさん回答
あのね、再結成したばっかりの頃、(吉井さんが)よく言ってたのは
「いいぞ、解散するのは!1回解散して再結成しようぜ!」みたいなこと言ってて。

面白い事いうなこの人と思っていた(笑)

(ANNIEさん)
解散もひとつの活動

(HEESEYさん)
確かにそう考えると、その再集結してからの絆感っていうのは、
うんと昔よりより一層強くなってますし、
お互いに 向けるなんかリスペクトみたいなのもすごい強くなったと思うし。
それはやっぱり実は大事なことなんだろうなって思います。

(ANNIEさん)
なんか不思議なことに、僕、今演奏してても1番楽しいんですよね。
あと、これはちょっとも思ったんですけど、
今1番メンバーすごい好きかもしれない

(吉井さん)
なんか気持ち悪いな(笑)

(ANNIEさん)
素直にそう思えるようになった

西野七瀬さんコメント
今演奏しててすごく楽しいとか、メンバーのことが好きって
心の中で思ってたとしても、ちゃんと言葉で言うっていうのがすっごい素敵だと思いました。

ザキヤマさんコメント
なんて言うんだろう。
もう1つ、また第2の青春を送られてるようなね…
ほんとに何かこう、生き生きとしてる感じがもうたまんないですね。

横山さんコメント
活動休止して、解散したらもう戻らなさそうじゃないですか…

(大木さん)
すごいです。これはほんとに稀有なパターンだと。
復活と聞いてすごく嬉しかったということと、
めちゃくちゃ勇気のいることだと思うし。

でも、イエローモンキーのすごさは、
15年も時を経て、戻る場所があるっていうことは、
それだけの人に待たれていたってことだし、それだけの楽曲のエネルギーがあったから。
そう、それだけじゃ離れられないっていうか、終われない

うん、やっぱり、
だから先輩たちが、彼らがこうずっと続けてくれる以上、
僕らもめちゃくちゃ励みになります

(志摩さん)
やっぱ改めて誇らしいですね。このバンドのファンであること

次回予告

【次回予告】
2024年6月23日(日) よる11時00分~
音楽プロデューサー 亀田誠治特集

【アーティストゲスト】
亀田誠治、新井和輝(King Gnu/MILLENNIUM PARADE)、KREVA、アイナ・ジ・エンド

終わりに


THE YELLOW MONKEY特集
ありがとうございます!

ゲストの
大木伸夫さん
菅原卓郎さん
志摩遼平さん
の解説もありがとうございます!



アーメンブレイク」という言葉を初めて知りました。
シェイクとも言われてるんですね。
8ビートと16ビートの間、なるほどと思いました。
そして、
アバンギャルドで行こうよ」のリズム、というか
イエローモンキーのリズム、確かにシェイクしまくっていると思いました。
そして、そして、
吉井さんの「あれ、ニルヴァーナなんですよ」で一同
腑に落ちた感、個人的にもとてもすっきりしました。
色々なものが繋がりました。
一瞬で「Smells Like Teen Spirit」が脳裏に浮かび、
自分もシェイクのリズムといえば「Smells Like Teen Spirit」で、
めちゃ練習していた記憶も彷彿状態です。

今、改めて「アバンギャルドで行こうよ」を聴いたら、
ドラムの入りが「Smells Like Teen Spirit」に似ているのも好きです。
(「アバンギャルドで行こうよ」はカラオケでよく歌ってました☺)

イエモンとニルヴァーナが繋がった瞬間、スッキリしました。


「JAM」のゴーストノート、当時ドラムとか知らなかった私としては、
全然気づいていなかったですが、今改めて聴いてみると
ゴーストノートが気持ちいいですー。
3連の曲、気持ちいいですね。
新しい発見に興奮しています。
「JAM」名曲すぎます。




インタビュー後半、ずっと泣けました。
解散の話の吉井さんの「良くはないよね、ごめんね」が、
やさしく、とても色々な想いがつまった「ごめんね」で
この一言で、泣けました。
あかん、これは泣きます…

そして、
吉井さんのメールからの復活…
もう一度 僕とバンドやってください
HEESEYさん「いつかもう1回この4人でやるんだろうな」も泣けるし、
EMMAさん「じぇじぇじぇ」は色々な想いが垣間見えます。
絶対嬉しいですよね、あー泣けます。
ANNIEさん「ついに来たか」…
ほんと当時の心境をありがとうございます。


吉井さんの喉頭がん
ANNIEさんと吉井さんのやりとり
メンバーの皆さんの仲の良さがすごく表れていて
すごくほんわかな気持ちになりました。
ステキなご関係すぎます。
また、「全部自分のために作った曲なんじゃないの」もハッとさせられました。
自分の応援ソング、みんなの応援ソング。
ほんと素晴らしい楽曲ありがとうございます。


最後のANNIEさん
僕、今演奏してても1番楽しいんです
「今1番メンバーすごい好きかもしれない
ということで、さらに泣けました。
愛が溢れている素晴らしいバンド!!!


そいえば
復活最初の曲が「プライマル。」だったの思い出しました。
復活最初の曲が何になるか、SNSなどで盛り上がった記憶があります。
その瞬間のドキドキ感…
「プライマル。」のイントロが流れて泣けました…



【心に残ったお言葉】
・ロックバンドで歌う人の正直さ
・本当に体で歌っている感じ
・バカ騒ぎしてる深夜番組
・選ばれたのは、あの言葉たち
・優しさもあるグルーブ
・シェイクの細かい音符の置き方、実は全員似てた
・間奏
・とにかくまず疲れた
・いつかもう1回この4人でやるんだろうな
・じぇじぇじぇ
・ついに来たか
・うわ、癌だし、よりによって声帯か
・与えられた試練だな
・イエローモンキーでいる限りは、こういうのは乗り越えられるんだろう
・顔からにじみ出る彼の生命力
・ロビンは表現者として選ばれてる人
・全部自分のために作った曲なんじゃないの
・みんなの応援ソング
・1回解散して再結成しようぜ!
・再集結してからの絆感
・僕、今演奏してても1番楽しいんです
・今1番メンバーすごい好きかもしれない


イエローモンキー大好き!
ほんと素晴らしい番組、有難うございました!

EMMAさん、ANNIEさん、あまりお話されないイメージでしたが、
多くお話を聞けて嬉しい限りです。


村上さんが仰ったように、さらにどんどん好きになりました。

「EIGHT-JAM」さん、
いつも素敵なゲスト、素敵なテーマ、楽しい番組、誠にありがとうございました!




イエモン、青春です。
今も青春です。
ほんといい曲ばかりです。

個人的に「LOVE LOVE SHOW」のカップリングだった
「NAI」という曲が大好きです。

なんかせつなく、はげしく、涙がこみあげてきます…


🎵NAITHE YELLOW MONKEY

な な 何もないあなたと
な な 何もないわたし
な な 何もないあなたが
な な な な な な な な
ない ない ない ない ない ない ない ない ない…


ありがとうございましたー

-EIGHT-JAM(関ジャム)