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関ジャム 2023年5月21日 大人気アーティストたちの映像の裏側に迫る、ミュージックビデオ特集!

大好きな音楽番組
「関ジャム 完全燃SHOW」(日曜日 よる11:00~)のまとめ記事です。

「関ジャム」は、プロミュージシャンの方々が、

音楽理論、音楽の奥深さなどを楽しめて学べるので、とても大好きな番組です。

こちらでは、メモ程度に残させていただいております。

気軽に、楽しんでいただければ嬉しいです。

アーティストゲスト

アーティストゲスト

渡邉 直

ますだ みく

山田 健人

プロも唸るスゴいミュージックビデオ(アーティストゲスト編)

渡邉 直 (CM/MV監督。水曜日のカンパネラ、Foorin、anoなど)

ますだ みく (漫画家/MV監督。Sausy Dog、wacciなど)

山田 健人 (映像作家。藤井風、GLAY、Suchimosなど)

渡邉 直

渡邉 直 監督の経歴

・2007年 CM制作会社 入社
・2008年 映像ディレクターとして独立
・2015年 初となるMV水曜日のカンパネラ「ジャンヌダルク」を制作
・2019年 Foorin「パプリカ」のMVでMTV Breakthrough Song受賞

渡邉 直 監督の受賞歴

・2018年 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ACCシルバーフィルム部門受賞
・2019年 第56回ギャラクシー賞 奨励賞受賞
・2021年 ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS ACCシルバーフィルム部門受賞

水曜日のカンパネラ「エジソン」

【ポイント】
下半身はダンサーの動きを合成
✅エジソンが実際に発明したモノを画面に散りばめた(蓄音機、白熱電球など)



【渡邉 直さんのコメント】
✅本当は発明をしたいのに、発明以外で評価されてしまった女の子の話。
なので、机の下では踊っていて、机の上では発明しているという演出にした

✅歌詞が面白いので、単純に歌詞を追いかけていくだけでシュールで面白いMVになる
ただ、シュールにすると安っぽくなってしまうリスクもあるので、上品な衣装や小道具で大人っぽさを演出した

✅多彩なギミックは連想ゲームのように、
 エジソン → 発明王 → 電球、発電 →  発電大喜利へ

✅ギミックは企画書を書く時に考える → 企画書というより絵コンテ


【発電案例】
詩羽がラケット振り回しボールを打つ
→ ボールが壁についた装置に着弾すると電気が流れ、電球がつく
→ ボールが戻り再び打つ
→ 繰り返し

ますだ みく

ますだ みく監督の経歴

・2014年(18歳) 大学の芸術学部入学 映像を学ぶ
・2016年(20歳) イラストレーターとして活動開始
・2018年(22歳) 初の書籍「匂いとか思い出の消し方とかわからないから、上書き保存できたらいいのに」を出版
・2019年(23歳) 有名ブランドとコラボ、Sausy Dogとのコラボ展
・2020年(25歳) マンガをInstagramにリール投稿
・2021年(26歳) Sausy Dog「シンデレラボーイ」のMB制作
・2022年(27歳) wacci「恋だろ」のMV制作
・2023年(27歳)ドラマ「忍者に結婚は難しい」EDテーマ曲のイラストを担当

✅両親がイラスト関係の仕事で幼い頃から絵を描くのが好き


✅教授から「映像を作れるイラストレーターはこの先、絶対求められる。」という言葉
 → イラストを描きつつ、構成・ストーリーを学び始める

✅2016年(20歳) イラストや漫画をInstagramに毎日一投稿
 → 企業やアーティストからオファーが! イラストレーターとして活動開始!

✅同時に漫画出版のオファーもあり、在学中に2つの書籍を発売

✅2020年(25歳) 漫画を自分の好きな音楽をつけてリール投稿
 →MVの依頼が!

ますだ みくさんのコメント

もともとは漫画とかイラストを趣味で書いていた
→ だんだんお仕事に繋がった。

自分の漫画を出すときに、コロナ禍だったので、どうしようと思ったときに、
丁度そのときにインスタのリール機能が付いた
アーティストの音楽を漫画に付けたりできたので、やってみようと思って試した

Saucy Dog「シンデレラボーイ」

✅楽曲の歌詞世界とは異なる、もう一つのストーリー

✅歌詞の内容
  浮気する彼氏に気付きながらも嫌いになれない彼女の葛藤を描く

歌詞のテーマと照らし合わせながらも異なるストーリーを生み出す!

ますだ みく監督のMV制作工程


1⃣プロット
2⃣ネーム
3⃣絵コンテ
4⃣Vコンテ
→ MV完成


1⃣プロット
ストーリーの大まかな構成作り
どこが一番メインで描くところか、印象的な表現にしようなど

 【例】
  「死んで」に向けて
   最初の方に幸せそうなシーンを見せてラストに衝撃を

2⃣ネーム
コマ割り・コマごとの構図・セリフ・キャラの配置などを大まかに表したもの

3⃣絵コンテ
イラストと文章で内容やイメージを表現した動画を制作するための設計図

4⃣Vコンテ
ビデオコンテの略。
絵コンテに動きをつけたもので、映像の長さやタイミングをより分かりやすい状態にしたもの


【ポイント】
✅楽曲のテンポ感に合わせて展開していくイラスト
✅サビはセリフを控え、カットをゆっくり見せる


【渡邉 直さんのコメント】
歌詞が基本あるものに対して、違う文字を入れていくというのは、
わりと気持ちが悪いことなんですが、ますださんの文字はすごくいいなと思っていて、
字体がね、その気持ち悪さが無くなっている。


【山田 健人さんのコメント】
アニメーションのMVとも違う、見えてくる加減とか、スピード感とか、
ドキドキするとか、音楽的な部分も感じる。すごい!

山田 健人

受賞歴

・2017年 MTV Video Music Awards Japan 最優秀コラボレーションビデオ賞
・2018年 SPACE SHOWER MUSIC AWARDS BEST VIDEO DIRECTOR
・2019年 文化庁メディア芸術祭 エンターテイメント部門新人賞
・2022年 MTV Video Musci Awards Japan 最優秀視覚効果賞・最優秀撮影賞

山田監督の特徴 → フィルムカメラで撮影

フィルムカメラ


フィルムの幅で分けられ、画質や機材の大きさに違いが!

■8mmフィルム
かつては自主映画や家庭用としても使用され手軽に撮影でき、粗目の映像が特徴


■35mmフィルム
主に劇場用の映画で使用され重厚でクラシカルな世界観を演出できる

山田 健人監督 フィルム作品

8mmフィルム
・藤井 風 「旅路」
・THIS IS JAPAN 「グルメ」
・ZORN 「In The Neighborhood」
・TAIKING 「走馬灯」
・Utena Kobayashi 「MT. Teng-Tau」


■16mmフィルム
・藤井 風 「優しさ」
・BiSH 「I have no idea.」
・ZORN 「Lost」
・RADWIMPS feat.菅田将暉 「うたかた歌」
・くだらない1日 「やるせない」
・Ryofu 「One Way feat. YONCE」
・PEDRO 「吸って、吐いて」
・PEDRO 「WORLD IS PAIN」
・KEIJU 「Bound For Glory」
・Awitch 「Link Up feat. KEIJU, ¥ellow Bucks」

藤井 風



【山田監督のコメント】
このMVは自分で8mmフィルムのカメラを回した。

当時はピアノが出来る天才というイメージだったが、彼のナチュラルな魅力を伝えたかった。

彼の素をお届けするにあたりフィルムの柔和な感じがマッチすると思った。


✅藤井風の故郷、岡山県里庄町と母校で撮影
✅フィルムが引き出すナチュラルな表情が注目
✅スタート、アクション、カットとかはあまり言っていない
✅「旅路」の場合は機動力、一緒に走りまわったりした
✅8mmフィルム:画質が粗くノスタルジックな雰囲気
✅16mmフィルム:柔らかく温かな雰囲気
✅技術的にフィルムを使える人が減ってきている(現像代など費用もかかる)
✅フィルム、すぐにチェックができない → そのへんが逆にいいところ
            (いつもちゃんと撮れているか祈っている(笑))

山田監督作品


■RADWIMPS feat.菅田将暉 「うたかた歌」


16mmフィルムで撮影。温かみのある映像

望遠レンズで顔のアップとズームイン、ズームアウトを多用し、

ゆったりとしながらも少ないカット数で、見続けられる映像を目指した。

表情に寄り添うにあたり、生々しさや温かさが欲しかったので、

セットや照明もシンプルにしたことで、派手さはないがフィルムだからこそ、

楽しめる質感が出ていると思う

■ZORN 「Lost」

ワンカット一発撮り。崩壊していくセットに注目。

崩壊する家庭をセットで表現。リハーサルはもちろんするが、

実際に壊すことはできないので、 すごい緊張感の中で撮影。

現像に出して、(ちゃんと撮れているか)どきどきした(笑)

プロも唸るスゴいミュージックビデオ 9選

プロが唸るラブソング 9選

1⃣きゃりーぱみゅぱみゅ 「一心同体」

2⃣アイナ・ジ・エンド 「彼と私の本棚」 

3⃣xiangyu「プーパッポンカリー」

4⃣New Jeans「Attention」

5⃣TOOBOE「心臓」

6⃣GENER8ION,070 Shake 「Neo Surf」

7⃣Cornelius「EYES」

8⃣Baby Keem, Kendrick Lamar「family ties」

9⃣indigo la End 「瞳に映らない」

1⃣きゃりーぱみゅぱみゅ 「一心同体」

✅鏡を使ったギミック
✅なるべくカットを割らずにずっと観ていられる中毒性のある動きを狙った

2⃣アイナ・ジ・エンド 「彼と私の本棚」

✅シュールなCGに注目
✅歌詞に合わせて展開していくCG
✅生活感のある世界に違和感が混入してる感じを出したかったので、
  ギミックのテイストなどやり過ぎないように気を付けた

3⃣xiangyu「プーパッポンカリー」

xiangyu 2018年から音楽活動を開始。ラップ、テクノ、ベースミュージックを基礎に幅広い音楽を展開
✅タイのカレーを歌った曲なので、新大久保や高円寺で東南アジア系の外国人に声をかけて写真を撮った
✅口を開けた写真、閉じた写真。手を開いた写真、閉じた写真4枚だけ取り組み合わせて編集した
✅かかったお金はカレー店のレンタル料くらい

4⃣New Jeans「Attention」

✅New Jeans 昨年デビューした5人組ガールズグループ。BTSらが所属するHYBEの新レーベル期待の新人
✅注目はパソコンを使った演出
✅ビデオ通話をしながらダンスをしているが、パソコンを落とすことで傾いた画角が映る
 → 作り手に余裕がないと出来ない肩の抜け切った演出
 → デビュー曲で、こんなに肩の抜けた演出をするのは、周りのプロが相当場数を踏んでいるからだと思う。

5⃣TOOBOE「心臓」

✅TOOBOE 音楽クリエイター「john」によるソロプロジェクト。 作詞、作曲、編曲、歌唱、イラスト、映像を一人でこなす
✅実写とアニメーションのシンクロ率がすごい!
✅激しいカメラワークとアニメーションで感情が全部伝わってきて面白い

6⃣GENER8ION,070 Shake 「Neo Surf」

【山田さんコメント】
✅GENER8ION フレンチ・エレクトロを代表するプロデューサー Surkinによるコラボ・プロジェクト
シンプルに画だけでヤバい圧倒的な映像美
✅2034年の荒廃したアテネが舞台
✅未来の世界を描いているのだが、おそらくCGじゃない
✅アイディアとかではなく、シンプルに画だけでヤバい。憧れます、こういうものに。 シンプルなものに憧れる

7⃣Cornelius「EYES」
【渡邉さんコメント】
✅音と映像の調和に注目のインスト作品
✅音に対して映像を当てはめる音ハメが変態的に上手い
✅素材としては、目を閉じる映像だけなのにアイディア一つでここまで拡張している
✅装備は少ないけど、めちゃくちゃデカい山を登ったみたいな凄さ

8⃣Baby Keem, Kendrick Lamar「family ties」
【山田さんコメント】
✅御法度破りをセンスで押し切る衝撃演出
✅カットの上に新しいカット
✅御法度破りのようなアイディアだが、1枚1枚の画力がハンパないし、画角のバランスも良い
✅誰でも出来たことだが、このレベルでやられたということに衝撃を受けた

9⃣indigo la End 「瞳に映らない」
【ますださんコメント】
✅ラスト演出が切なすぎる!泣けるMV
✅最初は普通のカップルなのかなと思っていたら、目線が合っていないことに気付く
 → これはもしかしたらこの世に存在しない女性なのかなと
✅ラストの切なすぎる演出

最後に、出演者さんの素敵なコメント


【古田新太さん】

結果、各監督の想像力。

どういう撮り方をするかというか、それを具現化するための努力

お三方ともめちゃくちゃ面白い

【渡邉 直さん】

諸外国のMVを見てみるとめちゃすごい。

負けないようにしないといけないし、今後、撮りたい子いっぱいいるから、

彼らが撮りやすい環境にしないといけないと思っている

【次回予告】

【次回予告】
2023年5月28日(日) よる11時~
謎多きアーティスト“常田大希”の知られざる素顔とは!?

アーティストゲスト
常田大希、椎名林檎、新井和輝(King Gnu/millennium parade)、OSRIN(PERIMETRON)

トークゲスト
高橋茂雄(サバンナ)


今回の「ミュージックビデオ特集」もとても面白かったです。

クリエイターさんにとっては、有益すぎる情報ばかりですね。
クリエイターさんでなくても、知らない事が多すぎて、多くの刺激を受けました。

制作工程、アイデア、企画案、面白すぎでした。

個人的大好きな曲「エジソン」
楽曲も、歌詞も、映像もインパクトありありで、
ずっと聴いてられるし、ずっと見てられるますね。
発電大喜利、最高です(笑)
最後の種明かしも最高です(笑)


Sausy Dog「シンデレラボーイ」
すみません、知らない曲でした。
ごめんなさい、聴いてみて普通な曲だと思いました。

歌詞で「死んで」「シンデレラ」を掛けているとは、このセンス素晴らしい。
そして、MVでの異なるストーリーを生み出すのは画期的すぎます。
新しすぎる。MVとの相乗効果がすごい。
今まで、このような感じは味わった事が無く、衝撃でした。
ますださんのデザインも字体も秀逸でございます。


山田さんのフィルム作品、芸術さに感銘です。
それぞれのフィルムの特徴をいかし、使い分け。
レトロなノスタルジーな感じ、人間らしさが表現しやすいのかなと。
藤井風さんの「旅路」とても雰囲気が出ていて、名作すぎますね。
旅路の場合は「機動力」という言葉に、ハッとしました。
8mmならではの使いやすさもあるんですね。
とても面白いです。

フィルムとデジタルの使い分け今後のAIとの使い分けなどにも、
なんかヒントになるのかなと思った次第です。



プロも唸るスゴいミュージックビデオ
全て、すごかったのですが、個人的に、
GENER8ION,070 Shake 「Neo Surf」が、
山田さんの仰るように、圧倒的に映像が美しくて目をひかれましたので、
載せさせていただきました。
シンプルに美しい!



音楽って最高ですね!
次回も楽しみです!


「関ジャム」さん、
素敵なゲスト、素敵なテーマ、楽しい番組、誠にありがとうございました!

あ、個人的に好きなMVは
SEBASTIAN X(セバスチャン エックス)の「ワンダフルワールド」です。
楽曲も素晴らしく、映像も温かさ、なんかノスタルジーな感じもあり、
元気に、ハッピーになれます!


昨日より今日がいい
そして明日はもっといい
ただ歌って歌って歌って
そして溢れればいい

-関ジャム