2024年1月6日 未来予測「タダで借りる&買う」から発生するリスクの回避方法を発見

担当はさかえるさん
✅タダでいいからもらってほしい、使ってほしいが増えてくる
→ さかえるさんは船、トラクター、家、事務所、ほぼタダでもらった
✅それはなぜか?
使用していくうえで、最後の処理にお金がかかったり
メンテナンスに手間がかかったり
責任問題が発生したときに、所有者の責任になることもある
【例】段々畑
上の段が土砂災害で、下の段に迷惑がかかる
→ 賠償責任が生じるのは所有者ということもある
✅所有するというのは、それなりにランニングコスト、ファイナルコストがかかる
・イニシャルコスト:初期投資
・ファイナルコスト:建物などを解体するコスト
✅需要がたくさんあるとき、ファイナルコストはかからない
なぜなら、他に欲しい人がいるから
→ 供給が増えるので、ファイナルコストがこれからかかる世の中になっていく
ものの流動性がなくなると、タダでいいから使ってほしいとなってくる
✅タダでもらったりすると、どういうリスクがあるか?
→ ランニングコスト、ファイナルコストがかかる、責任が生じる
✅タダで借りる
契約上は「賃貸借」でなく「使用貸借」
→ つまり、借りる人の立場が弱い契約
家を借りる、土地を借りるとなったときに、
使用貸借はわりと近しい立場の人とやりとりを想定されていた
賃貸借だと「出ていってくれ」と言われても、ある程度、賃借権
「いや、まだコレ使っているので」と、それ相応な理由があれば、
すぐに出ていかなくてもいい
そういう権利が守られるようになっている
→ それは家賃や使用料を払っているから守られる
✅ただで貸したいと思うからには、
ランニングコスト、金銭的だけでなく労力的、
土地なら草刈り、建物ならメンテナンス
お金をかければいいというわけではない
労力のコストがかかる
ここが今後すごく難しい論点になる
✅例えば過疎地
タダで借りてくださいという事が沢山ある
一方、それを借りて労働力を投下して、家を修理した、荒地を戻した
ボロボロになった農機具を直したというときに
使用貸借だと「返して」と言われると、すぐ返さなければならない
どのように整理すればいい?
→ なんでタダになっているか?理由をきちんと契約書に書いておく
✅理由をきちんと契約書に書いておくと使用貸借契約でなく、賃貸借契約になる
✅金銭的な支払いは発生していないけども、、、
【例】
土地をタダで借りています
・毎月草刈りにこれくらいの時間がかかる
・家のメンテナンスにこれくらい時間がかかる、費用がかかる
→ その分を賃料と相殺しているんだ
賃料は発生するものだ
使用するにあたって、メリットよりもコスト、費用、手間の方が上回るので、
だからこそ発生している賃料から手間賃を省く
結果的に、、、
・家賃がゼロになっている
・土地の使用料がゼロになっている
・ものの使用料がゼロになっている
→ このように整理をする事で、借りる人の立場を守っていく事が考えられる
✅使用貸借、借りる立場が弱い
法律上の理屈では納得していたが、でもあきらかに労力、コストがかかっている
それは金銭的こすとだけでなく、労力的コスト、心理的コストであったりする
そういう部分をないがしろにタダでもらう問題というのを完全に貸主にとって
都合がいいようにタダでかしている
✅ものが足りていない世の中では貸主の立場が強い
✅これから、もの、土地、不動産が余る
そういう世の中でも貸主の立場が強いとなると
借主が守られななくなってしまう、、、
未来予測「タダで借りる&買う」から発生するリスクの回避方法を発見
ありがとうございます!
「イニシャルコスト」に対しての
「ファイナルコスト」という表現とても分かりやすいです。
タダの実体験、
「賃貸借」と「使用貸借」の話、とても興味深かったです。
これは、今後の社会でとてもとても大事な話ですね。
また、貸主、借主、それぞれの視点、とても勉強になります。
「契約書」に関しては、なるほど!と膝を打った次第です。
契約書の意義を今回実感です。
とても勉強になりました。
今回も有難うございました!
「フリ校ボイシー土・日曜日まとめ」もどうぞー