2023年8月27日 東京都の使い方に学ぶ、ChatGPTを確実に安全に使う方法 けいすけさん
担当はけいすけさん
東京都の「文章生成AI利活用ガイドライン」が公開!
(けいすけさんのツイート参照)
文章生成AI利活用ガイドライン
2023年8月 東京都デジタルサービス局
職員が守るべきルール
1⃣個人情報等、機密性の高い情報は入力しないこと
2⃣著作権保護の観点から、以下の点を十分注意し、確認
3⃣文章生成AIが生成した回答の根拠や裏付けを必ず自ら確認
4⃣文章生成AIの回答を対外的にそのまま使用する場合は、その旨明記
1⃣個人情報等、機密性の高い情報は入力しないこと
✅Microsoft はしっかりしていて、ChatGPTに入力された情報は、Microsoft(OpenAI)から学習には使えない事になっているが、どこかで流出してはいけないので、 個人情報や気密性の高いものは基本的には使わない
2⃣著作権保護の観点から、以下の点を十分注意し、確認
✅AIが生成したものが、既存の著作物にすごく似ていたとなると、著作権の侵害になってしまう
→ 出てきた文章が「既存のものと似ていない」というのはこれは作った人の責任でもってしっかり確認する必要がある
3⃣文章生成AIが生成した回答の根拠や裏付けを必ず自ら確認
✅最終的には、人間が責任を持たなければないので必要
4⃣文章生成AIの回答を対外的にそのまま使用する場合は、その旨明記
✅責任逃れというわけではないが、こういうエクスキューズ、こういう状況ですと伝えるのが好ましい
有効な活用分野
【向いている】
1⃣文書作成の補助
✅要約、言い換え、翻訳、文案の作成
→ 最終的な文章でなくて、その案というものを作成する
2⃣アイデア出し
✅考えの整理、壁打ち
自分だけでやるとどうしても行き詰ったり、何人かでやると人の時間を使うのでコストの問題にもなる
✅ペルソナ分析
→ ターゲット。ターゲットを細かく設定
→ 例えば、「○○歳の女性です」ではなく
→ その女性はどのようなバックグランドがあって、どういうものが好きなど細かく設定
3⃣ローコード等の生成
✅コードはプログラミングのコード。ローは少ない意味のロー
→ 少しだけソースコードを書きますよというのがローコード
✅ノーコードは「コードが無い」という意味
→ プログラミングをするときに、マウス操作などで部品を組み合わせてプロダクト(製品を)を作るというのはノーコード
【不向き】
✅検索 調べもの
ChatGPTは最新の情報が使えない。基本的に調べることはできない、外部のプラグインを使えばできる
✅数学的な計算
この資料の中でも、切手の組み合わせなどをやらせても難しいねというところがある
(「文章生成AI利活用ガイドライン」26ページ参照)
職員アイデアソン|プロンプト事例
東京都の「文章生成AI利活用ガイドライン」とても分かりやすいです。
けいすけさんの補足説明でさらに理解が深まりました。
面白い!ありがとうございます!
ChatGPT、
プログラミングできるから、計算など得意だと思いましたが、
計算が不向きと知らなかったです。
これを知っただけでも収穫です。
あと、東京都の資料のデザインなども素敵。見やすい。
また、プロンプト事例、面白いですね。分かりやすい。
行政も新しい技術を取り入れてきて、嬉しいです。
素敵な未来になりますように。
今回もありがとうございました!
よろしければ、「フリ校ボイシー土・日曜日まとめ」もどうぞー